初心者向けChatGPTを使ってPythonでチャットボットを作ろう
テーブル・オブ・コンテンツ:
- はじめに
- 簡単なChat GPTアプリケーションの作成方法
- パラメーターとAPIキーの準備
- Chat GPTにプロンプトを送信する方法
- Chat GPTの応答を表示する方法
- Chat GPTをカスタマイズする方法
- Chat GPTアプリケーションで対話する方法
- Chat GPTアプリケーションのデプロイ方法
- Chat GPTアプリケーションの共有方法
- Chat GPTの次のステップ
はじめに
この記事では、非常に簡単に作成できるカスタムChat GPTチャットボットについて説明します。プログラミング経験のない人でも簡単に作成できるように、3つのバージョンを作成します。まずはじめに、コードに触れたことがない人でも利用できる非常にシンプルなバージョンを作成します。次に、カスタマイズできるバージョンを作成し、そのまま会話を続けることができます。最後に、Web上で友人に送信できるカスタムChat GPTチャットボットの作成方法も紹介します。それでは、はじめましょう。
簡単なChat GPTアプリケーションの作成方法
まず、Chat GPTを使用した非常にシンプルなアプリケーションを作成しましょう。以下の手順に従って進めていきます。
ステップ1: IDEの準備
まず、コーディングを行うためのIDE(統合開発環境)が必要です。Visual Studio Code(以下、VS Code)を利用します。VS Codeは無料で入手でき、使いやすく人気のあるIDEです。WindowsとMacの両方で使用することができます。以下の手順に従って、VS Codeをインストールしましょう。
- VS Codeの公式ウェブサイトにアクセスします。
- ダウンロードページで、対応するオペレーティングシステム(WindowsまたはMac)のバージョンを選択します。
- ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行し、指示に従ってVS Codeをインストールします。
インストールが完了したら、VS Codeが起動します。次に、拡張機能をインストールしましょう。
ステップ2: Pythonのインストール
次に、Pythonをインストールします。以下の手順に従ってPythonをインストールしましょう。
- ターミナルまたはコマンドプロンプトを開きます。
python --version
と入力し、インストールされているPythonのバージョンを確認します。もしもPythonがインストールされていない場合、公式ウェブサイトから最新バージョンをダウンロードしてインストールしましょう。
Pythonのインストールが完了したら、次にOpenAIのシークレットキーを準備します。
ステップ3: OpenAIのシークレットキーの取得
OpenAIのアカウントを作成し、シークレットキーを取得します。以下の手順に従って進めていきましょう。
- OpenAIの公式ウェブサイトにアクセスします。
- 新しいアカウントを作成します。
- ログイン後、以下のURLにアクセスします。
- プラス(+)ボタンをクリックして、APIキーを作成します。
- 表示されたAPIキーをコピーします。
これで、VS CodeでChat GPTアプリケーションを作成する準備が整いました。
パラメーターとAPIキーの準備
次に、作成するChat GPTアプリケーションで使用するパラメーターとAPIキーを準備します。
パラメーターの設定
まず、VS Code内でプロジェクトフォルダーを作成し、以下のファイルを作成しましょう。
app.py
requirements.txt
app.py
ファイルに以下のコードを追加します。
import openai
openai.api_key = "ここにAPIキーを入力する"
response = openai.Completion.create(
engine="text-davinci-003",
prompt="こんにちは、私はChat GPTです。",
max_tokens=50
)
print(response.choices[0].text.strip())
また、requirements.txt
ファイルに以下の内容を追記します。
openai==0.31.0
そして、ターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
pip install -r requirements.txt
これで、パラメーターとAPIキーの準備が完了しました。
Chat GPTにプロンプトを送信する方法
作成したChat GPTアプリケーションにプロンプトを送信する方法を説明します。
プロンプトの送信
app.py
ファイル内に以下のコードを追加し、プロンプトを送信します。
import openai
openai.api_key = "ここにAPIキーを入力する"
response = openai.Completion.create(
engine="text-davinci-003",
prompt="こんにちは、私はChat GPTです。",
max_tokens=50
)
print(response.choices[0].text.strip())
プロンプトとして使用する文章は、Prompt
パラメーターで指定します。上記の例では、「こんにちは、私はChat GPTです。」という文章をプロンプトとして送信しています。
また、max_tokens
パラメーターは、Chat GPTからの応答として取得するトークンの最大数を指定します。
プロンプトの送信が完了したら、Chat GPTからの応答を表示します。
Chat GPTの応答の表示
プロンプトの送信後、Chat GPTからの応答を表示する方法を説明します。
app.py
ファイル内に以下のコードを追加し、応答を表示します。
import openai
openai.api_key = "ここにAPIキーを入力する"
response = openai.Completion.create(
engine="text-davinci-003",
prompt="こんにちは、私はChat GPTです。",
max_tokens=50
)
print(response.choices[0].text.strip())
Chat GPTからの応答は、response.choices[0].text.strip()
で取得します。
これで、Chat GPTにプロンプトを送信し、応答を表示する方法を理解しました。
Chat GPTをカスタマイズする方法
Chat GPTアプリケーションをカスタマイズする方法について説明します。
カスタマイズ方法
app.py
ファイル内のプロンプトをカスタマイズする方法を説明します。
import openai
openai.api_key = "ここにAPIキーを入力する"
response = openai.Completion.create(
engine="text-davinci-003",
prompt="変更したいプロンプト",
max_tokens=50
)
print(response.choices[0].text.strip())
プロンプトを変更するには、prompt
パラメーターに変更したい文章を指定します。上記の例では、「変更したいプロンプト」という文章がプロンプトとして使用されます。
また、max_tokens
パラメーターは、Chat GPTからの応答として取得するトークンの最大数を指定します。
これで、Chat GPTアプリケーションをカスタマイズする方法を理解しました。
Chat GPTアプリケーションで対話する方法
作成したChat GPTアプリケーションで対話する方法について説明します。
対話のためのスクリプト
app.py
ファイル内に以下のコードを追加し、Chat GPTアプリケーションで対話するためのスクリプトを作成します。
import openai
openai.api_key = "ここにAPIキーを入力する"
def chat_gpt(prompt):
response = openai.Completion.create(
engine="text-davinci-003",
prompt=prompt,
max_tokens=50
)
return response.choices[0].text.strip()
while True:
user_input = input("ユーザー:")
response = chat_gpt(user_input)
print("Chat GPT:", response)
chat_gpt
関数は、ユーザーからの入力を受け取り、Chat GPTへのプロンプトとして送信します。また、Chat GPTからの応答を取得し、表示します。
このスクリプトでは、ユーザーが「quit」と入力するまで対話が続きます。
以上で、Chat GPTアプリケーションでの対話方法が理解できました。
Chat GPTアプリケーションのデプロイ方法
作成したChat GPTアプリケーションをデプロイする方法について説明します。
デプロイの手順
以下の手順に従って、Chat GPTアプリケーションをデプロイします。
app.py
ファイルを実行して、アプリケーションを起動します。
- ターミナル上で表示されるローカルURLをコピーします。例:
http://localhost:5000
- ウェブブラウザを開き、コピーしたローカルURLをペーストします。
- Chat GPTアプリケーションがウェブブラウザ上で表示されます。
これで、Chat GPTアプリケーションのデプロイが完了しました。
Chat GPTアプリケーションの共有方法
作成したChat GPTアプリケーションを共有する方法について説明します。
共有の手順
以下の手順に従って、Chat GPTアプリケーションを共有します。
app.py
ファイルを実行して、アプリケーションを起動します。
- ターミナル上で表示されるローカルURLをコピーします。例:
http://localhost:5000
- ブラウザで開いた別のタブを閉じます。
- コピーしたローカルURLを友人に送信します。
友人は、送信されたURLをブラウザに貼り付けることで、Chat GPTアプリケーションを利用できます。
これで、Chat GPTアプリケーションの共有が完了しました。
Chat GPTの次のステップ
これで、簡単なChat GPTアプリケーションの作成方法がわかりました。ただし、これは初歩的なチュートリアルであり、さらに進んだ内容に興味がある方には物足りないかもしれません。以下のリソースを参考にして、Chat GPTをさらに活用してください。
コーディングに関連する疑問や質問がある場合は、いつでもOpenAIのドキュメントを参照してみてください。また、スキルアップするためには実際のコーディング作業が欠かせませんので、積極的にチャレンジしてみてください。
以上で、Chat GPTアプリケーションの作成と活用方法についての説明が完了しました。是非、実際に試してみてください!
リソース: