AIハッカソンでのAIの活用方法
目次
- はじめに
- AIの使用方法の増加
- 持続可能なAIとは
- クラウド環境とは
- AIとHPCの結びつき
- AIの応用範囲
- AIと健康医療
- AIと消費者向けの応用範囲
- AIとIoTの結びつき
- コンピューティングの進化
- GPUコンピューティングの台頭
- ソフトウェアエコシステム
- エグザスケールAIスーパーコンピューティング
- GPUコンピューティングの進化
- シングュラリティとスラーム
- KubernetesとNVidia GPUクラウド
- コンテナーとは
- Kubernetesとは
- NGCカタログ
- 容量が十分なAIスーパーコンピューティング
- ノートブックの例
- NFSと非固定コンテナ
- デモのおわり
はじめに
みなさん、こんにちは!今日は、アジアクラウドで開催されているワークショップへのご参加ありがとうございます!私の名前はDavid Powerです。Asia CloudのHPCおよびAIスペシャリストを務めています。この夕方は、AIの使用法がさまざまなドメインで増加している様子もお伝えしていきますし、ハッカソン環境ではどのように適用できるかもご紹介します。また、HPCクラスタ環境とKubernetesクラスタ環境のデモも行い、ツールの使用方法や操作方法もお見せします。それでは、スクリーンを共有して、早速始めましょう!
AIの使用方法の増加
近年、AIの使用方法は非常に多様化しています。さまざまな業界で、AIが広く普及しており、AIの使用範囲はますます拡大しています。特に、健康医療や消費者向けの応用領域では、AIの重要性がますます高まっています。
健康医療分野でのAIの役割
現在、新型コロナウイルスの対策にAIが活用されています。たとえば、ドイツのミュンヘン工科大学とオークリッジ国立研究所、NVidiaとの共同研究では、AIを使用してタンパク質の形状をマッピングし、ウイルスの機能を解明することで、新型コロナウイルスの研究が進められています。この研究により、新型コロナウイルスの特性や感染経路についての理解が深まり、効果的な対策や治療法の開発につながることが期待されています。
消費者向けの応用範囲でのAI
消費者向けの応用範囲でも、AIの影響は非常に大きいものとなっています。たとえば、AmazonのAlexaやFacebookのチャットボットなどは、AIを活用してユーザーに快適なサービスを提供しています。また、AIの技術は、推奨エンジンや自然言語処理などの領域でも広く活用されており、私たちの日常生活にも深く浸透しています。
AIとIoTの結びつき
近年、IoT(Internet of Things)の普及も進んでいます。IoTとは、さまざまなデバイスがインターネットに接続し、相互に通信をすることで、新たな価値を創出する技術です。AIとIoTの結びつきにより、デバイス間での通信やデータ処理が自律的に行われるようになります。これにより、人間が処理しきれないほどの大量のデータが生成されるようになります。このような環境では、AIがデバイス同士の通信やデータ処理を担当し、ビジネスプロセスの改善や効率化を図ります。
コンピューティングの進化
コンピューティング技術は、時代とともに進化してきました。1990年代後半には、パーソナルコンピュータの普及が進み、約10億人のユーザーがインターネットに接続されるようになりました。2000年代には、モバイルデバイスの普及が急速に進み、クラウドサービスが確立されました。そして、現在はAI、IoT、エッジコンピューティングの結びつきにより、膨大な数のデバイスがインターネットに接続され、相互に通信することが可能となりました。
GPUコンピューティングの台頭
コンピューティング技術の進化に伴い、GPU(グラフィックス処理装置)の性能も飛躍的に向上してきました。GPUは、大量のデータを効率的に処理することができるため、AIやディープラーニングのトレーニングに最適なハードウェアです。また、GPUの性能向上に伴い、AIやディープラーニングのトレーニングモデルの性能も向上してきました。さらに、GPUは省電力性にも優れており、グリーンエネルギーの推進にも貢献しています。
ソフトウェアエコシステム
AIを活用するためには、適切なソフトウェアエコシステムが必要です。幸い、豊富なソフトウェアライブラリやフレームワークが利用可能であり、これらを活用することで、効率的にAIを利用することができます。たとえば、KubernetesやNGC(Nvidia GPU Cloud)などのツールを使用することで、簡単にAIのモデルをトレーニングしたり、実行したりすることができます。
シングュラリティとスラーム
シングュラリティとスラームは、HPC(High Performance Computing)クラスタ環境でよく用いられるツールです。シングュラリティを使用することで、コンテナを効率的に作成し、実行することができます。また、スラームはワークロードマネージャとしての役割を果たし、コンテナのスケーリングやエラーハンドリングなどを自動的に行います。HPC環境では、シングュラリティとスラムを組み合わせることで、高速かつ高効率にAIのモデルをトレーニングすることができます。
KubernetesとNVidia GPUクラウド
Kubernetesは、クラウド環境でのコンテナオーケストレーションエンジンとして使用されます。Kubernetesは、シンプルな操作性と高いスケーラビリティを備えており、AIのワークロードを効率的に管理することができます。また、NVidia GPU Cloud(NGC)は、GPUベースのAIワークロードを効率的に実行するためのソフトウェアリポジトリです。これらのツールを組み合わせることで、AIのモデルのトレーニングと推論を簡単に行うことができます。
コンテナーとは
コンテナーは、ソフトウェアやその依存関係をパッケージ化するための仕組みです。コンテナーは軽量で移植性があり、異なる環境でのアプリケーションの実行を容易にすることができます。また、コンテナーはアプリケーションを他のアプリケーションから分離し、セキュリティを向上させることもできます。
NGCカタログ
NGCカタログは、事前トレーニング済みのモデルやコンテナ、ドキュメントなどのリソースを提供するリポジトリです。NGCカタログを使用することで、研究者や開発者は迅速かつ効率的にAIのモデルを実行することができます。また、NGCカタログにはさまざまなフレームワークが含まれており、研究者や開発者はこれらのフレームワークを使用してAIのモデルをトレーニングすることができます。
容量が十分なAIスーパーコンピューティング
アジアクラウドでは、AIをトレーニングするための十分な計算リソースを提供しています。AIスーパーコンピューティングを使用することで、大規模なトレーニングモデルを高速かつ効率的に実行することができます。また、アジアクラウドでは、持続可能なクラウド環境を提供するために、再生可能エネルギーや循環型経済の原則を導入しています。
ノートブックの例
最後に、ノートブックの例をいくつか紹介します。
TensorFlowを使用した画像分類
ランダムな画像データセットを使用して、TensorFlowを用いた画像分類を行います。ランダムな画像の分類結果を確認し、モデルのトレーニングと性能の評価を行います。
次のステップ
このワークショップでは、AIのトレーニングと推論に必要なノートブックを実行する方法について学びました。また、NGCカタログを使用して、トレーニング済みのモデルやコンテナをダウンロードし、AIの開発を効率化する方法についても学びました。
デモのおわり
以上でワークショップのデモを終了します。もし質問がありましたら、お気軽にご質問ください。皆さんご参加ありがとうございました!