GPT-4を強化したChatGPT Enterpriseを使ってみよう!
Table of Contents:
- チャットGPTエンタープライズの紹介
- チャットGPTの裏技の紹介
- イデオグラムの紹介
- パープルキシティの新機能の紹介
- Excelブリューの紹介
- ミストの紹介
- クープAIの紹介
- Unityの生成AI機能の紹介
- AI相談ドットコムの紹介
- タレントAIチャットの紹介
- 画像生成AIの話題
- デジタル庁のチャットGPT資料の話題
- 声と表情をアバターに出力するAI技術の話題
チャットGPTエンタープライズの紹介
こんにちは皆さん、今回の動画では、ここ1週間で新たにリリースされたり話題となったAI関連のツールとAI関連のニュースをまとめて紹介します。それではよろしくお願いします。
まずはチャットGPTエンタープライズの紹介です。オープンAIはAIチャットボット、チャットGPTの企業向けプラン、チャットGPTエンタープライズの一般提供を開始したと発表しました。価格は未公表で使用状況などによって異なるとしています。
チャットGPTエンタープライズには主に4つの機能があります。一つ目がユーザーの入力データはオープンAIのモデルのトレーニングに使用されることはなく、会話は暗号化されます。2つ目がチャットGPT+より最大2倍高速で4倍長い入力および会話ができる強化版GPT4を無制限で利用できます。3つ目が高度なデータ分析機能、アドバンスドデータアナリストへの無制限のアクセスが提供されます。4つ目が組織に合わせてチャットGPTをカスタマイズしたい場合にチャットテンプレートを共有する機能を使って共同作業や共通のワークフローの構築が可能になります。
個人で利用できるチャットGPT+でGPT4を利用する場合3時間で50メッセージなど制限があるのですが、チャットGPTエンタープライズにはこの制限がなくGPT4が高速化しより長い会話が可能になったのが大きいです。なお、オープンAIはチャットGPTエンタープライズについて今後もデータ分析機能などを強化し、マーケティングやカスタマーサポートなどの役割に特化したツールを充実させていくとしています。
チャットGPTの裏技の紹介
続いてはチャットGPTの裏技の紹介です。先日、チャットGPTの有料版であるチャットGPT+に、画像やPDFファイルなどを読み込んでPythonを実行できるコードインタープリター機能が実装されました。しかし、この機能が実装されたことで、読み込んだ画像を加工したりPDFファイルからデータを抽出したりすることが可能になりました。その中で、PDFデータにかけられたパスワードを調べる手法がSNS上で話題となっていました。
この手法はコードインタープリター機能を使えるようにした状態でパスワードのかかったPDFファイルを読み込んで、「このPDFをPDFプランバーライブラリを使って開いてください。パスワードは4桁の数字なので、総当たりで試してください」といった感じでPDFファイルに設定された4桁パスワードの総当たりをお願いすると、チャットGPTがパスワードを見つけてくれます。
チャットGPTは自然言語で色々と質問できるので、今回のような裏技的な機能もまだまだ眠っていると思われます。現在はチャットGPTプラグインなども実装されていて、チャットGPTもどんどん機能強化されていっているので、今後も思わぬ裏技が発見されるかもしれません。