LLMsを使用して知識グラフを構築する方法
📚 目次:
- 紹介
- 環境の概要
- オープンAI APIの設定
- Neo4jの設定
- エンティティの抽出
5.1. プロジェクトブリーフのエンティティ抽出
5.2. プロフィールのエンティティ抽出
5.3. Slackメッセージのエンティティ抽出
- リレーションシップの生成
- サイファー文の実行
- Azure OpenAIの費用と消費
- 結論
紹介
こんにちは!本記事では、グラフデータベースと大規模言語モデルの興味深い相互作用について紹介します。具体的には、言語モデルを使用して非構造化データから知識グラフを生成する方法と、言語モデルのチャットインターフェースを使用してそのグラフデータベースとやり取りする方法について説明します。これにより、ベクトル検索よりも優れたパフォーマンスが得られることがわかります。さあ、コードの詳細に踏み込みましょう!
環境の概要
今回のデモには、以下の環境が用意されています。
- プロファイル: 人々のプロフィールのフォルダ
- プロジェクトブリーフ: プロジェクトの要件、解決策、技術などを含むフォルダ
- Slackメッセージ: 人々がプロジェクトに関してやり取りしたメッセージのフォルダ
これらのデータを使用して、知識グラフを生成します。また、オープンAI APIとNeo4jデータベースに接続するために、必要な認証情報を環境変数にセットアップします。さあ、実際のコードを見てみましょう!
オープンAI APIの設定
最初に、オープンAI APIを設定します。APIキー、エンドポイント、バージョンなどのパラメータを環境変数から読み込みます。また、オープンAI APIを使用して要求を行うための関数も定義します。
Neo4jの設定
次に、Neo4jデータベースの設定を行います。データベースのエンドポイント、ユーザー名、パスワードを環境変数から読み込みます。また、データベースドライバを作成し、これを後で使用します。
エンティティの抽出
データからエンティティを抽出するための関数を定義します。各フォルダに対して、適切なプロンプトを使用してオープンAI APIを呼び出し、エンティティを抽出します。プロジェクトブリーフ、プロフィール、Slackメッセージのそれぞれに対して個別の関数を作成します。
リレーションシップの生成
抽出されたエンティティを元に、リレーションシップを生成するための関数を定義します。プロジェクトと技術、プロジェクトと人物、人物とSlackメッセージの間にリレーションシップを作成します。
サイファー文の実行
最後に、生成されたサイファー文を実際にNeo4jデータベースに実行します。データベースドライバを使用してサイファー文を実行し、エラーハンドリングも行います。
Azure OpenAIの費用と消費
使用したトークン数やAPIのコストについて、Azureポータルで確認できます。処理されたトークン数に対する料金を確認し、実際のコストを把握しましょう。
結論
この記事では、グラフデータベースと大規模言語モデルの相互作用について紹介しました。オープンAI APIを使用してエンティティを抽出し、Neo4jデータベースにリレーションシップを生成しました。さらに、デモの費用と消費量についても説明しました。知識グラフの構築に興味がある方は、是非この記事を参考にしてください!
🌟 ハイライト:
- グラフデータベースと言語モデルの相互作用を実現
- オープンAI APIとNeo4jデータベースの連携
- データからエンティティとリレーションシップを抽出
- サイファー文を使用してエンティティとリレーションシップを生成
- Azure OpenAIの使用料を把握
より詳細なコンテンツは、動画やソースコードを参照してください。
FAQ
Q: プロジェクトブリーフのエンティティを抽出する際に、どの種類の属性を取得しますか?
A: プロジェクトブリーフからは、ID、名前、概要などの属性を取得します。
Q: エラーハンドリングは行っていますか?
A: はい、エラーハンドリングを適用しており、エラーが発生した場合は該当するファイルに関する情報を表示します。
Q: オープンAI APIの料金はどのように計算されますか?
A: 計算されたトークン数に対して、必要な料金が課金されます。詳細はAzureポータルをご確認ください。
Q: 知識グラフの生成にどれくらいの時間がかかりますか?
A: デモを実行するのに約6分ほどかかりますが、処理するデータ量によって時間は異なります。