RTX 4060の実際のゲーム性能を検証！

Table of Contents:

1. はじめに
2. GeForce RTX™ 4060 について
3. GeForce RTX™ 4060ti との性能比較
4. Palit GeForce RTX™ 4060 Dual 8GB の仕様
5. 外観とデザイン
6. 温度・動作音・消費電力の検証
7. ベンチマーク結果
   1. FF15ベンチマーク
   2. F1 22ベンチマーク
   3. WATCH DOGS LEGIONベンチマーク
   4. Cyberpunk 2077ベンチマーク
8. 実際のゲームプレイ結果
   1. Microsoft Flight Simulator
   2. SPIDER-MAN REMASTERED
   3. FORSPOKEN
   4. HOGWARTS LEGACY
9. まとめ
10. 評価と選択の難しさ

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はじめに

皆さん、こんにちは！カピさんです。今回は、Palitから提供されたGeForce RTX™ 4060についてレビューしていきます。GeForce RTX™ 4060は、先日発売された4060tiよりも下のモデルとなります。4060と4060tiの性能差や、前世代の3060tiとの比較についても検証していきます。それでは、早速始めましょう！

GeForce RTX™ 4060 について

GeForce RTX™ 4060は、最新のAda Lovelaceアーキテクチャを採用しています。ビデオメモリにはGDDR6の8GBを搭載しており、性能面では前世代のモデルよりも下回っていますが、L2キャッシュの容量が大幅に増えているため、FHDゲームにおいては十分な性能を発揮します。また、消費電力も115Wと低く、省エネルギーな使用が可能です。さらに、DLSS3というアップスケーリング技術に対応しており、対応したゲームであれば高いフレームレートを実現することができます。GeForce RTX™ 4060の価格帯は約52,800円からとなっており、FHDゲーミングを楽しむユーザーや古いグラフィックボードからの乗り換えを考えているユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。

GeForce RTX™ 4060ti との性能比較

では、実際にGeForce RTX™ 4060と4060tiの性能を比較していきましょう。4060tiは上位モデルであるため、性能的には4060に勝る部分があります。しかし、DLSS3を使用すると4060でもフレームレートを大幅に向上させることができます。したがって、タイトルによっては4060tiと性能差がほとんどなくなることもあります。価格面では4060tiの方が若干高いですが、性能や消費電力を考慮して選ぶことができます。どちらを購入するかは、個々のニーズや予算によって異なるため、慎重に判断する必要があります。

Palit GeForce RTX™ 4060 Dual 8GB の仕様

Palit GeForce RTX™ 4060 Dual 8GBは、GeForce RTX™ 4060の一つのモデルです。箱のデザインはPalitのロゴが多く入っており、開封した中身は本体のみで付属品は含まれていません。本体の見た目はシンプルなデザインで、黒を基調としています。ファンは95mmの大型なファンが2つ搭載されており、冷却性能は高いです。本体のサイズは250mm × 124mm × 41mmであり、一般的なケースに収まるサイズとなっています。映像出力インターフェースはDisplayPort 1.4aが3つとHDMI 2.1が1つ搭載されており、合計4画面の出力が可能です。外観やデザインにはこだわりがあり、素材はプラスチックですが、高級感を感じさせる仕上がりとなっています。また、バックプレート部分は熱を逃がす構造になっており、冷却性能も良好です。

外観とデザイン

Palit GeForce RTX™ 4060 Dual 8GBの外観はシンプルかつ落ち着いた印象です。黒を基調としたデザインであり、ヘアライン加工が施されているため、チープさはありません。ファンは95mmの大型なファンが2つ搭載されており、消費電力が低いため冷却性能は十分です。本体の厚みは2スロットとなっており、スリムなサイズ感が魅力です。また、メーカー名とRTXの文字が大きく入っており、主張力もあります。バックプレート部分には空気を抜くための肉抜きがあり、熱を逃がす構造となっています。全体的に見ると、高級感はあまり感じられませんが、シンプルでしっかりとした作りとなっており、冷却面でも優れた性能を発揮することができます。

温度・動作音・消費電力の検証

Palit GeForce RTX™ 4060 Dual 8GBの温度・動作音・消費電力について検証していきましょう。ベンチマークを行い、GPUの使用率と温度を確認しました。ベンチマーク中のGPU使用率はほぼ100%であり、最高温度は68度でした。メモリホットスポットの最高温度は83度となっています。これらの温度値からわかるように、冷却面においては全く問題がありません。ファンの回転数も低いため、動作音は約37dBと静音性も高いです。また、消費電力はGPU単体で115W、推奨システム電力は550Wとなっており、かなり省電力な製品となっています。この消費電力の低さは魅力的であり、8ピンの補助電源コネクター1つで使用することができます。

ベンチマーク結果

Palit GeForce RTX™ 4060 Dual 8GBのベンチマーク結果を確認していきましょう。以下の4つのタイトルを使用して、性能を計測しました。

FF15ベンチマーク

まずはFF15ベンチマークの結果です。FHD解像度において、RTX3060ti、4060、4060tiの性能を比較した結果は以下の通りです。4060は4060tiよりも性能が劣りますが、3060tiにも大幅な差をつけることができます。また、DLSS3を使用することでフレームレートを爆発的に向上させることができます。差額が1万円程度であれば、4060tiや安い3060tiを選ぶユーザーも多いでしょう。ただし、消費電力は一番低いです。3060tiに比べて低消費電力なモデルを求めるユーザーには魅力的な選択肢となるかもしれません。

F1 22ベンチマーク

次はF1 22のベンチマーク結果です。DLSSオフの数値では、4060もかなりの性能を発揮しています。DLSSを有効にするとさらに数値が向上しました。DLSSを使用すると3060tiとのフレームレート差は5程度、4060tiとの差は16程度となりました。高設定でのこの数値からわかるように、DLSSを使えば高画質でのプレイも可能となります。

WATCH DOGS LEGIONベンチマーク

次はWATCH DOGS LEGIONのベンチマーク結果です。DLSSオフでも快適にプレイが可能な数値が出ています。さらにDLSSを有効にすると、フレームレートがさらに向上します。特にFHD帯では十分に遊ぶことができます。

Cyberpunk 2077ベンチマーク

最後にCyberpunk 2077のベンチマーク結果です。レイトレーシングウルトラの設定で行った場合、DLSSを使用することでフレームレートが大幅に向上します。DLSS3の対応タイトルをプレイする際には、4000番台のGPUを選ぶことをおすすめします。

実際のゲームプレイ結果

実際にいくつかのゲームタイトルをプレイしてみましたので、その結果についてもお伝えします。以下に示すタイトルでは、DLSSの有効化により快適にプレイすることができました。

Microsoft Flight Simulator

Microsoft Flight Simulatorでのプレイ結果です。DLSSをオフにした場合でもフレームレートは十分に快適です。DLSSを利用することでフレームレートをさらに向上させることができます。

SPIDER-MAN REMASTERED

SPIDER-MAN REMASTEREDでのプレイ結果です。デュアルファンモデルの冷却性能は十分であり、ベンチマーク結果も高いフレームレートが出ています。DLSSを使用するとフレームレートがさらに向上します。

FORSPOKEN

FORSPOKENでのプレイ結果です。フレームレートは60を下回る場面もありますが、最高設定でも普通にプレイ可能です。アップスケーリング品質を下げるか設定を調整することで、より快適なプレイが可能です。

HOGWARTS LEGACY

HOGWARTS LEGACYでのプレイ結果です。DLSSを使用することで、結構スムーズにゲームをプレイすることができます。特にDLSS3に対応するタイトルでは、高いフレームレートが出ています。

以上のゲームタイトルをプレイした結果からわかるように、GeForce RTX™ 4060はFHD解像度でのゲームプレイにおいては十分な性能を発揮します。また、ビデオメモリの8GBも十分な容量であり、テクスチャの崩れなどもない印象です。

まとめ

以上がGeForce RTX™ 4060 Dual 8GBのレビュー内容でした。このグラフィックボードは、性能面では上位モデルに劣りますが、DLSS3を使用することでフレームレートを大幅に向上させることができます。そのため、近い価格帯で性能がそれほど変わらない3060tiを購入するか、消費電力や付加機能を重視して4060を選ぶか、または多少価格が上がるもののDLSS3も使えて性能も良い4060tiを選ぶか、選択が難しいところです。また、円安の影響で価格が上がってしまっている点も考慮しなければなりません。ただし、ベンチマーク結果や実際のゲームプレイを通じてわかるように、DLSS3に対応したタイトルでは4060でも非常に高いフレームレートが出せます。これからさらにDLSS3に対応したタイトルが増えてくることを考えると、4060は将来性も高い選択肢と言えるでしょう。個々のニーズや予算に合わせて、慎重に選択することをおすすめします。

Pros:

• DLSS3によりフレームレートを大幅に向上させることができる
• 消費電力が低いためエネルギー効率が高い
• 冷却性能が良く、静音性も高い

Cons:

• 前世代の一つ上のモデルと比較すると性能が劣る
• 価格帯としてはやや高い

Highlights:

• GeForce RTX™ 4060は、DLSS3に対応し、高いフレームレートの実現が可能である
• 消費電力が低く、静音性にも優れている
• ベンチマーク結果や実際のゲームプレイを通じて、FHD解像度でのプレイにおいては十分な性能を発揮することがわかった

FAQ:

Q: GeForce RTX™ 4060の価格帯はどのような位置づけですか？ A: GeForce RTX™ 4060の価格帯は約52,800円からとなっており、FHDゲーミングを楽しむユーザーや古いグラフィックボードからの乗り換えを考えているユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。

Q: GeForce RTX™ 4060の消費電力はどのくらいですか？ A: GPU単体の消費電力は115Wとなっており、550Wの推奨システム電力で使用することができます。省エネルギーな使用が可能です。

Q: DLSS3によるフレームレートの向上は本当ですか？ A: はい、DLSS3を使用することでフレームレートを大幅に向上させることができます。特に対応タイトルでは高いフレームレートが実現できます。

Q: GeForce RTX™ 4060と4060tiの性能差はありますか？ A: はい、性能的には4060tiの方が上位モデルです。しかし、DLSS3を使用することで4060でもフレームレートを大幅に向上させることができます。価格や消費電力などを考慮して選ぶことができます。