Unreal Engine 5でパトロール経路を作成しよう
目次
- はじめに
- パトロール経路の設定
- パトロール経路のオプション
- パトロール経路の結果
- パトロール経路の応答設定
- パトロール経路の条件判定
- パトロール経路の制限
- パトロール経路の制御方法
- パトロール経路のイベントトリガー
- パトロール経路の応用例
- まとめ
🏞️パトロール経路の設定と応答設定
パトロール経路について改めて説明します。パトロール経路は、AIが経路を巡回するための方法を定義するためのシステムです。前回のエピソードでは、パトロール経路の基本的な作成方法を学びました。今回は、いくつかのオプションを追加して、より柔軟な動作を可能にします。
1. パトロール経路の設定
パトロール経路の設定は、AIの行動に直接影響を与えます。パトロール経路の設定方法は簡単で、パトロール経路ポイントにアクションを追加するだけです。これにより、AIがパトロール経路に到達したときに実行されるアクションを指定できます。
例えば、パトロール経路ポイントに「停止」というアクションを追加すると、AIがそのポイントに到達した時に停止するようになります。また、「回転」というアクションを追加すると、AIがそのポイントに到達した時に指定された方向に回転するようになります。
2. パトロール経路のオプション
パトロール経路には、さまざまなオプションがあります。これにより、AIの動作を細かく制御することができます。
2.1 ループ
ループオプションを有効にすると、AIはパトロール経路をループし続けます。つまり、最後のポイントに到達した後、最初のポイントに戻ります。
このオプションを有効にすると、AIが終点に到達した後も移動し続けるので注意が必要です。他のオプションと組み合わせて使用することで、より複雑な動作を実現することができます。
2.2 バックトラック
バックトラックオプションを有効にすると、AIはパトロール経路を逆方向に進みます。つまり、経路を逆順に巡回します。
このオプションを有効にすると、AIが経路の最後に到達した後、逆方向に移動します。これにより、AIが往復するような動作を実現することができます。
2.3 停止
停止オプションを有効にすると、AIはパトロール経路の最後のポイントに到達した後、停止します。AIが経路の最後に到達した後に移動を止めるために使用されます。
このオプションを有効にすると、AIが経路の最後に到達すると移動を停止します。この場合、AIの動作は停滞するため、他のオプションと組み合わせて使用することが推奨されます。
3. パトロール経路の結果
パトロール経路の結果は、AIがパトロール経路の最後に到達したときに起こることを指定します。パトロール経路の結果は、AIの動作に大きな影響を与えるため、慎重に設定する必要があります。
3.1 ループ
ループ結果は、AIが経路の最後に到達した後に最初のポイントに戻ることを指示します。これにより、AIがパトロール経路をループし続けるようになります。
この結果を選択すると、AIが経路の最後に到達した後、最初のポイントに戻ります。これにより、AIは永遠に同じ経路を巡回し続けることができます。
3.2 バックトラック
バックトラック結果は、AIが経路の最後に到達した後に逆方向に移動することを指示します。つまり、AIが経路を逆順に巡回するようになります。
この結果を選択すると、AIが経路の最後に到達した後、逆方向に移動します。これにより、AIは前進と後退を繰り返す動作を実現することができます。
3.3 停止
停止結果は、AIが経路の最後に到達した後に動作を停止することを指示します。AIが経路の最後に到達した後も動作を続けないようにするために使用されます。
この結果を選択すると、AIが経路の最後に到達すると移動を停止します。この場合、AIは停滞状態になるため、他の結果と組み合わせて使用することが推奨されます。
4. パトロール経路の応答設定
パトロール経路の応答設定では、各パトロール経路ポイントでのAIの動作をカスタマイズすることができます。パトロール経路ポイントで特定のイベントを発生させたり、特定のアクションを実行したりすることができます。
例えば、特定のパトロール経路ポイントで爆発が発生するようにすることができます。その場合、そのパトロール経路ポイントに到達した時に爆発が発生するように設定します。
また、パトロール経路ポイントでアニメーションを再生させることも可能です。パトロール経路ポイントでアニメーション再生のイベントを設定し、AIがそのポイントに到達した時にアニメーションが再生されるようにします。
パトロール経路の応答設定は、AIの動作をさらに柔軟に制御するための重要な手段です。
それでは、次のエピソードで、パトロール経路の別の側面であるタッチセンスについて学んでいきましょう。お楽しみに!
【リソース】
ハイライト
- パトロール経路はAIの巡回方法を制御するためのシステム
- パトロール経路にはループ、バックトラック、停止などのオプションがあります
- パトロール経路の結果にはループ、バックトラック、停止などのオプションがあります
- パトロール経路の応答設定では、AIの動作をカスタマイズできます
- パトロール経路はさまざまな応用例に活用できます
How to Create and Configure Patrol Paths in Unreal Engine 5
パトロール経路の作成と設定方法について説明します。パトロール経路はAIの動きを制御し、特定のパターンで経路を巡回させるための重要なシステムです。
1. パトロール経路の作成
まずはじめに、パトロール経路を作成します。パトロール経路は、パトロール経路ポイントを配置して作成します。経路ポイントごとにAIの動きを設定することができます。
パトロール経路ポイントを作成するには、Unreal Engineのリソースブラウザから「Patrol Path Point」アクターを選択し、レベル内に配置します。複数のポイントを配置することで、複雑な経路を作成することができます。
2. パトロール経路の設定
パトロール経路の各ポイントで、AIの動きを設定することができます。ポイントごとに向きやアクションを指定することで、より具体的な動作を実現することができます。
たとえば、特定のポイントでAIに停止させたい場合は、そのポイントで「Stop」アクションを設定します。また、特定のポイントでAIに回転させたい場合は、そのポイントで「Rotate」アクションを設定します。
3. パトロール経路のオプション設定
パトロール経路には、さまざまなオプションがあります。これにより、AIの動作をさらに細かく制御することができます。
- ループオプション: パトロール経路をループさせることができます。つまり、最後のポイントに到達した後に最初のポイントに戻ります。
- バックトラックオプション: パトロール経路を逆方向に巡回することができます。つまり、ポイントを逆順に巡回します。
- 停止オプション: パトロール経路の最後のポイントでAIを停止させることができます。AIが経路の最後に到達した後に移動を停止します。
これらのオプションを組み合わせることで、さまざまな動作を実現することができます。
4. パトロール経路の応答設定
各パトロール経路ポイントで、AIの動作をカスタマイズすることができます。特定のポイントでアクションを実行したり、イベントをトリガーしたりすることができます。
たとえば、特定のポイントで爆発を発生させたい場合は、そのポイントに対してイベントを設定し、爆発をトリガーします。また、特定のポイントでアニメーションを再生させたい場合は、そのポイントに対してアニメーション再生を設定します。
パトロール経路の応答設定により、AIの動作を細かく制御することができます。特定のポイントで特定のアクションが起こるように設定することで、よりリアルな動きを実現することができます。
まとめ
パトロール経路は、AIの動きを制御するための重要なシステムです。必要なポイントを設定し、オプションや応答設定を適切に設定することで、AIの動作を柔軟に制御することができます。詳細な設定により、さまざまな応用例に活用することができます。
次のエピソードでは、パトロール経路の応用例を紹介します。お楽しみに!
【リソース】