Windows 11 パスワードリセット方法
Table of Contents
- Introduction
- Windows11でアカウントのパスワードを忘れた場合の対処方法
- Windows11の初期設定で無効になっている管理者権限
- Windows11でログインできない場合の対処方法
- マイクロソフトアカウントの場合の対処方法
- ローカルアカウントの場合の対処方法
- パスワードのリセット手順
- アカウントの追加と設定変更手順
- ファイルの取り出しと移動手順
- 管理者アカウントの無効化手順
Windows11でアカウントのパスワードを忘れた場合の対処方法
Windows11を使用している際に、アカウントのパスワードを忘れてしまい、どのアカウントにもログインすることができなくなった場合の対処方法についてご紹介します。まずは、Windows11の初期設定で無効になっている管理者権限を一時的に有効にしてログインを行います。そして、ログインができた後は、元々ログインできなくなったアカウントの種類に応じて対処を行います。
Windows11の初期設定で無効になっている管理者権限
Windows11では、初期設定で無効になっている管理者権限を一時的に有効にして利用することができます。この方法は、あくまで許可されたパソコンで行うものですので、許可のないパソコンで勝手にログインすることは絶対に行わないでください。
まず、ログイン画面で右下にある電源のアイコンをクリックし、メニューから再起動を選択します。再起動する際にはSHIFTキーを押しながら再起動の項目をクリックしてください。再起動すると、オプションの選択画面が表示されます。ここで、トラブルシューティングの項目を選択し、詳細オプションをクリックします。その後、詳細オプションの中にあるコマンドプロンプトをクリックします。
コマンドプロンプトが起動したら、半角英字で「registoryEditor」と入力し、エンターキーを押します。これにより、registoryEditorが起動します。次に、左側にある項目からHキーをクリックして選択します。Hキーの下にあるローカルマシンをクリックして選択します。選択したら、画面上にあるファイルをクリックし、背部の読み込みをクリックします。
ファイルの選択画面が表示されるので、特定のフォルダまでアクセスしていきます。まず、左側にあるPCのアイコンをクリックし、次にデバイスとドライブ一覧にあるCドライブの項目をダブルクリックします。Cドライブの中にあるWindowsのフォルダをダブルクリックし、その中のシステム32のフォルダを開きます。システム32のフォルダを開いたら、コンフィグのフォルダをダブルクリックし、その中にあるSAMの項目をクリックして選択します。
SAMの項目を選択すると、その下にファイル名が表示されます。この状態で、右下にある開くのボタンをクリックし、背部の読み込み画面が表示されたら、入力ボックスに全角で「Deepen」と入力し、OKボタンをクリックします。これにより、レジストリエディターの画面に戻ります。
次に、左側のメニューからHキーローカルマシンの項目をダブルクリックし、先ほど入力した「DeePen」の項目をダブルクリックして展開します。その下に出てきたSAMの項目をダブルクリックし、ドメインズをダブルクリックして展開します。そして、ユーザーズの項目をダブルクリックします。ユーザーズのフォルダを展開すると、各アカウントの項目が表示されます。
ユーザーズの下にある、00014Fの項目を一度クリックして選択し、次に画面右側の項目一覧にあるFの名前のものをダブルクリックします。バイナリッチの編集画面が表示されるので、値のデータを編集していきます。
値のデータの一番左側の行には8桁の数字が表示されています。この中にある000038の行を探し、その一つ右側にある現在11になっている数字を10に変更します。11の左側をクリックするとカーソルが表示されますので、この状態でdeleteキーを1回押します。これにより、11の値が消えた状態になります。次に、数字の1を入力します。1を入力すると自動的に10と表示されます。変更が完了したら、右下のOKボタンをクリックします。
バイナリッチの編集が完了したら、右上のバツボタンでレジストリエディターを閉じます。コマンドプロンプトも右上のバツボタンで閉じます。これでオプションの選択画面に戻りますので、左上にある続行の項目をクリックします。続行をクリックしてパソコンが再起動した後は、ログイン画面を確認してください。先ほどまでなかったadministratorというアカウントが追加されていることがわかります。このadministratorのアカウントをクリックしてください。クリックすると、パスワードなしでこのアカウントにログインすることができます。
また、このアカウントで初めてのログインになりますので、最初の初期設定に少し時間がかかります。デバイスのプライバシー設定の選択画面になるので、必要に応じて設定を行ってください。設定が完了すると、アドミニストレーターでのアカウントでログインが完了となります。
マイクロソフトアカウントの場合の対処方法
ログインできなくなったアカウントがマイクロソフトアカウントの場合は、そのアカウントのパスワードをリセットすることはできません。しかし、ログインできないアカウントで保存していたデータを取り出したり確認を行うことはできます。また、今後はログインできなくなったマイクロソフトアカウントの代わりに新しいアカウントを作成して、そのアカウントで運用することになります。
ローカルアカウントの場合の対処方法
ログインできなくなったアカウントがローカルアカウントの場合は、パソコン内でパスワードのリセットを行うことができます。リセットを行った後は、元々のアカウントでログインすることができるようになります。
まずは初期設定で無効になっている管理者権限を有効にし、そのアカウントでログインします。ログイン画面で右下にある電源のアイコンをクリックし、メニューから再起動を選択します。再起動する際にはSHIFTキーを押しながら再起動の項目をクリックしてください。再起動後に出てくるオプションの選択画面で、トラブルシューティングの項目をクリックし、詳細オプションを選択します。次に、詳細オプションの中にあるコマンドプロンプトをクリックします。
コマンドプロンプトが起動したら、半角英字で「net user administrator /active:no」と入力し、エンターキーを押します。これにより、administratorのアカウントが一時的に無効になります。
このままでは管理者権限を持っていないため、設定の変更などを行うことができません。そのため、対象のアカウントをダブルクリックし、プロパティ画面を開きます。画面上にあるグループメンバーシップの項目をクリックし、標準ユーザーが選択されている場合は、管理者を選択して変更します。変更が完了したら、画面下のOKボタンをクリックします。
これで、ローカルアカウントでログインする準備が整いました。管理者のアカウントはサインアウトし、ログイン画面に戻ります。ログイン画面で、ローカルアカウントの項目をクリックし、新しく設定したパスワードを入力します。パスワードの入力が完了したらログインを行い、アカウントが正常に復元されたことを確認します。
以上が、Windows11でアカウントのパスワードを忘れてしまった場合の対処方法です。適切な手順を実行することで、ログインできない状況からの復旧が可能となります。ログインできなくなった場合は、この方法を試してみてください。