実際の使用例を聞いた!10社がAIをどのように活用しているか
目次
- AIがビジネスに与える実際の影響
- Brightの仕事フロー改善
- テンプレートのAI自動生成での増加
- サポートメールへのAI応答の革新
- Slackを活用した作業ログ
- GongとHubSpotを連携する効果的なZapier活用事例
- Mendableの技術的な質問にAIが答える
- リアルタイムで個別にユーザーに提案するZapierの仕組み
- Slack内のノウハウを活用する知識ボット
- リーダーシップの負担を軽減する知識ボット
- 他の企業の内部AIツール
AIがビジネスに与える実際の影響
✨AIがビジネスに与える実際の影響✨
最近はAIモデルに関する話題が多いですが、AIを活用して実際のビジネスに価値をもたらしている企業についてはあまり話題にされていません。そこで私は、AIから真の価値を得ている企業について詳しく知りたくなり、ツイートを投稿してみました。そうしたらたくさんの反応があり、15人の方々にワークフローに関するインタビューを行いました。その結果、他の企業が活用できる素晴らしい応用がたくさんあることがわかりました。私の名前はグレッグ・カマドです。以下では、私が聞いたなかで特にお気に入りのAIの実際の影響をもたらす方法をご紹介します。素晴らしい事例を紹介しますので、お楽しみに!
Brightの仕事フロー改善
🔍 Brightのチーフプロダクトオフィサーであるレックス・ハリス氏とのチャット
BrightはAIを活用した質の高い睡眠を提供する企業です。レックスと彼のチームは、ユーザーからの調査結果やチャットメッセージで忙殺されていましたが、Anthropic's Clawという100Kコンテキストウィンドウを導入しました。Clawは調査結果を分析し、関連付けを行うために使用されています。レックスによると、Clawの活用により、チームは調査ごとに少なくとも20時間を節約できているとのことです。また、彼らは顧客からの大量のチャットメッセージを受け取っており、それぞれのメッセージを個別に分類するのは時間がかかります。そのため、彼らはClawを使用してチャットセッションを分析し、機能のリクエストやバグなどの情報を抽出しています。私は特にこれが好きです。なぜなら、顧客にフィードバックを頼むのではなく、彼らの製品について熱心に話してもらっていることが素晴らしいからです。
テンプレートのAI自動生成での増加
💡 TASCのディオン氏によると、彼らは自動テンプレート生成にAIを活用しています。手作業でテンプレートを作成するのは大変ですが、AIを活用することで週に100個以上のテンプレートを作成することができるようになりました。これにより、顧客にとってもより良い体験を提供するだけでなく、SEOを通じて有機的なトラフィックも増加しています。
サポートメールへのAI応答の革新
💬 TASCのディオン氏によると、彼らはAIを活用して新しいサポートメールを解釈し、同じ質問がすでに回答されているメールを見つけ、代表者にレスポンスを起草する自動化プロセスを導入しています。ただし、Dion氏はAIを完全に任せるのではなく、常に人間のチェックを行っているとのことです。以前はメールへの返信には平均で3〜30分かかっていましたが、AIを導入した結果、たったの30秒で応答することができるようになりました。スピードの向上により、6〜60倍の効率化を実現しました。
Slackを活用した作業ログ
📝 PulleyのMark Erdman氏との通話で知った話ですが、彼らのチームはSlackを作業の記録に活用しています。自分の仕事についてSlackで言及した箇所を検索し、まとめて表示するツールを開発しました。それにより、自身の業績をアピールするだけでなく、キャリアの成長を追跡することもできます。さらに、そのボットは励ましもしてくれるのです。仕事のまとめを提供してくれるだけでなく、心の支えにもなってくれるのです。Quarter当たりの作業時間を最低でも1時間節約できると推定されています。おそらくpulleyだけでなく、他のグループも同様のツールを利用していることがわかりました。
GongとHubSpotを連携する効果的なZapier活用事例
📞 Zapierの共同創業者であるMike Noob氏のインタビュー中に、彼のチームがGongとHubSpotを組み合わせてより良い情報を抽出していることを教えてもらいました。ZapierのAI PMであるリード氏に話を聞いてみると、「一つは、効率と収益性の観点から非常に大きな影響を与えていると言えます。」とのことです。具体的には、Gongで行われた通話の文章データをOpenAIを使用して解析し、要約や推奨事項などの情報を抽出し、HubSpotに追加し、営業担当者に営業活動の継続方法を促すZapierを活用しています。Zapierによると、この一連のプロセスにより、月間のARR(年間繰り返し収益)が追加で100K増加しているとのことです。
Mendableの技術的な質問にAIが答える
🤖 Mendableの共同創業者であるNickとCalebによって教えてもらった話ですが、彼らの会社はAIを活用して技術的な質問に応答しています。彼らは自社のドキュメンテーションに寄せられた質問のリストを持っており、質問が彼らのドキュメンテーションの不足点を指摘していることに気付きました。そこで、彼らはミニボットを作成し、質問をSlackスレッドに投稿します。その後、NickとCalebに「この質問に対して役立つ知識はありますか?」と尋ねられます。そのボットは、ドラフトのドキュメントを作成し、GitHubを検索して関連するファイルを見つけ、チームがレビューするための新しいドキュメントPRを提出します。彼らによると、これにより、ドキュメンテーションの作成や保守にかかる時間を週に少なくとも4時間節約することができます。これは、リアクティブなプロセスから予防的なプロセスへの転換を実現している素晴らしい例です。
これらの事例は、AIがビジネスに与える実際の影響を示しています。他にもさまざまな企業がAIを活用した内部ツールを開発しており、それぞれのユースケースに合わせたツールが存在しています。
以上が、AIがビジネスに与える実際の影響についての私のお気に入りの事例でした。もし、皆さんが会社内で実際に価値をもたらしているAIツールやワークフローを持っている場合は、ぜひ教えてください。リソースのリンクは以下に記載していますので、ご参照ください。
ビジネスにおいてAIの活用は無限の可能性を秘めています。皆さんもAIを活用して効率化や創造性の向上を図ってみてはいかがでしょうか?
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