【解説】UE4のAIサービスノードとは？

【解説】UE4のAIサービスノードとは？

Table of Contents

1. はじめに
2. AIビヘイビアツリーサービスとは
3. サービスの作成とアタッチ
4. サービスの設定
5. ティックイベントとの関係
6. ブラックボードとの連携
7. サービスの活性化と非活性化
8. サービスの検索開始とは
9. サービスノードの役割
10. サービスノードのリスタートタイマー

🌟 AIビヘイビアツリーサービスとは

AIビヘイビアツリーサービスは、ビヘイビアツリー内で特定のイベントに基づいてゲームの動作を制御するためのサービスです。このサービスは、プレイヤーが生きているかどうか、目的地への経路があるかどうか、残弾数があるかどうかなど、さまざまな状態をチェックし、必要に応じてゲームの状態を更新します。AIビヘイビアツリー内のコンポジットノードにのみサービスをアタッチすることができます。

サービスの作成とアタッチ

サービスを作成するには、新しいサービスをクリックし、親ノードを選択します。既存の親ノードを選択するか、BTサービスブループリントベースを使用できます。作成したサービスは、ゲーム内でアタッチされるコンポジットノードで使用できます。サービスはコンポジットノードに右クリックして「サービスの追加」を選択することでアタッチできます。アタッチする際には、既存のサービスが一覧表示されます。

サービスの設定

サービスには、インターバルとデビエーションの設定があります。インターバルは、サービスがチックイベントを実行する間隔を制御します。デビエーションはインターバルのランダムなずれを表します。例えば、インターバルを1秒に設定し、デビエーションを0にすると、サービスは1秒ごとにチックイベントを実行します。必要に応じて使用する値に合わせてインターバルとデビエーションを設定します。

ティックイベントとの関係

サービスのティックイベントは、サービス内のブループリントイベントグラフで定義されます。ティックイベントは、サービスのインターバルごとに実行されるイベントです。ティックイベント内で、プレイヤーの状態をチェックし、ブラックボードの値を更新するなどの処理を行います。ティックイベントはサービスの重要な部分であり、適切に定義することが重要です。

ブラックボードとの連携

サービスがブラックボードの値を更新する場合、公開変数を使用してブラックボードに対応するキーを指定する必要があります。公開変数を使用すると、サービス内でブラックボードのキーを設定できます。また、ブラックボードからサービスに値を渡すことも可能です。このようにして、ブラックボードとサービスの間で値をやり取りすることができます。

サービスの活性化と非活性化

サービスは、ビヘイビアツリー内のコンポジットノードの活性化と非活性化を制御します。サービスの活性化は、サービスが最初に実行されるときに発生します。活性化イベントでは、必要な初期化処理を行うことができます。非活性化イベントは、サービスの実行が終了したときに発生します。非活性化イベントでは、必要な後処理を行うことができます。

サービスの検索開始とは

サービスの検索開始は、サービスが実行されるときにタスクを検索するために発生するイベントです。特定の条件に基づいて適切なタスクを選択するために、サービスはタスクの検索を行います。検索開始イベントは、サービスが特定のノードから別のノードに移動するときに発生します。

サービスノードの役割

サービスノードは、ビヘイビアツリーの一部であり、ゲームの制御とアクションの実行を行います。サービスノードは、特定のイベントや条件に基づいて、ゲームの状態を監視し、更新する役割を果たします。サービスノードはビヘイビアツリーの他のノードと連携して、ゲームの挙動を制御します。

サービスノードのリスタートタイマー

サービスノードには、リスタートタイマーという機能があります。リスタートタイマーは、サービスが実行されるたびに内部のタイマーをリセットするためのオプションです。リスタートタイマーを使用すると、サービスノードが常に新しい状態で実行されるようになります。リスタートタイマーは、デフォルトではオフになっていますが、必要に応じて使用することができます。

ハイライト

• AIビヘイビアツリーサービスは、イベントに基づいてゲームの動作を制御するためのサービスです。
• サービスはコンポジットノードにのみアタッチすることができます。
• サービスのティックイベントは、サービスのインターバルごとに実行されます。
• サービスは、ブラックボードと連携して情報のやり取りができます。
• サービスの活性化と非活性化は、サービスの実行の開始と終了を制御します。
• サービスノードは、ビヘイビアツリー内で重要な役割を果たします。
• サービスノードのリスタートタイマーを使用することで、常に新しい状態でサービスを実行することができます。

FAQ

Q: サービスはどのようにアタッチしますか？
A: サービスはコンポジットノードに右クリックして「サービスの追加」を選択することでアタッチすることができます。

Q: サービスノードのリスタートタイマーは何のために使用されますか？
A: リスタートタイマーは、サービスノードが常に新しい状態で実行されるようにするために使用されます。

Q: サービスはどのようにブラックボードと連携しますか？
A: サービスは公開変数を使用してブラックボードの値を設定し、ブラックボードから値を取得することができます。

Q: サービスのティックイベントはどのように定義しますか？
A: サービスのティックイベントは、サービスのブループリントイベントグラフ内で定義します。

Q: サービスの活性化と非活性化の目的は何ですか？
A: サービスの活性化と非活性化は、サービスの実行の開始と終了を制御するためのものです。