【詳細解説】DatabricksとPineconeでRAGを構築しよう!
目次:
- イントロダクション
- 概要
2.1 ベクトルデータベースとは?
2.2 埋め込みとは?
- データの前処理
3.1 データセットの収集と準備
3.2 データのクリーニングとHTMLタグの削除
3.3 データのチャンキングと埋め込みの作成
- ベクトルデータベースの作成と操作
4.1 Pineconeの設定とインデックスの作成
4.2 データとメタデータのロード
4.3 ベクトルデータベースへのクエリ
- RAGアプリケーションの作成
5.1 AI Gatewayの設定とモデルのルート作成
5.2 ラガロジックの統合とモデルのデプロイ
5.3 エンドポイントのテストとデプロイ
イントロダクション
こんにちは!本記事では、検索拡張生成(RAG)について紹介します。RAGは、ベクトルデータベースと連携して、文書や文章に関連する情報を自動生成する技術です。本記事では、RAGの概要から具体的な実装方法までを解説します。最後に、実際のデモを通じて、RAGアプリケーションを構築する手順を紹介します。さあ、始めましょう!
概要
2.1 ベクトルデータベースとは?
ベクトルデータベースは、ベクトルデータ(埋め込み)を効率的に管理するためのデータベースです。通常のデータベースとは異なり、ベクトルの類似度検索やメタデータの結合など、ベクトルデータに特化した操作が可能です。また、高速でスケーラブルな検索ができるため、大量の埋め込みデータを効率的に処理することができます。
2.2 埋め込みとは?
埋め込みは、離散的なオブジェクト(単語や文章など)の関係性を数値化したデータです。埋め込みモデルを用いることで、意味空間上での数学的な操作が可能となります。この特性を活用することで、セマンティック検索や類似性検索など、さまざまな応用が可能です。
データの前処理
3.1 データセットの収集と準備
まず、データセットを収集し、処理のために準備します。データセットは、Webページや文書などの形式で存在することがあります。Webスクレイピングやデータのクリーニングなどを行い、必要な情報を抽出します。
3.2 データのクリーニングとHTMLタグの削除
データのクリーニングでは、テキストデータから不要な情報を削除します。特に、HTMLタグや不要な文字列などを取り除くことが重要です。クリーンなデータを作成することで、後続の処理でのパフォーマンスを向上させることができます。
3.3 データのチャンキングと埋め込みの作成
データのチャンキングとは、長い文書を小さい単位に分割することです。これにより、個々の埋め込みの精度を向上させることができます。また、埋め込みモデルを使用して、各文書の埋め込みを生成します。埋め込み生成には、GPUを使用することが一般的です。
ベクトルデータベースの作成と操作
4.1 Pineconeの設定とインデックスの作成
Pineconeを使用して、ベクトルデータベースを作成します。まず、Pineconeのアカウントを作成し、インデックスを作成します。インデックスは、ベクトルデータの格納先であり、検索時に使用される重要な構成要素です。
4.2 データとメタデータのロード
作成した埋め込みデータとそれに関連するメタデータを、Pineconeのインデックスにロードします。メタデータには、文書の情報や特徴量などが含まれます。メタデータを利用することで、より効率的な検索やフィルタリングが可能となります。
4.3 ベクトルデータベースへのクエリ
Pineconeにクエリを発行して、埋め込みデータに基づいて検索を行います。類似性検索やセマンティック検索など、さまざまなクエリを試してみましょう。クエリ結果から、関連するドキュメントや情報を取得することができます。
RAGアプリケーションの作成
5.1 AI Gatewayの設定とモデルのルート作成
RAGアプリケーションを作成するために、AI Gatewayを使用します。AI Gatewayを使用することで、モデルのエンドポイントやルーティングを簡単に設定することができます。また、自社のSASプラットフォームとの連携も容易に行うことができます。
5.2 ラガロジックの統合とモデルのデプロイ
RAGのロジックを統合し、モデルをデプロイします。ユーザーからの質問に対し、関連する情報と回答を生成するためのラガロジックを実装します。このモデルをエンドポイントとして公開することで、外部からのリクエストを受け付けることができます。
5.3 エンドポイントのテストとデプロイ
作成したモデルエンドポイントをテストし、必要に応じてデバッグや修正を行います。エンドポイントが正常に機能し、正しいレスポンスが返されることを確認した後、モデルを本番環境にデプロイします。
この記事では、RAGアプリケーションの構築手順を詳しく解説しました。初めての方でもわかりやすく説明しているので、ぜひ参考にしてください。さらに詳細な情報や実装例は、公式ドキュメントやデモの資料を参照してください。