5分間で最大5.2GHzのXeon w5-3435Xをオーバークロックする方法
目次:
- 概要
- マザーボードとウォーターコーリングの設定
- CPUコアレシオの設定
- CPUコアの電圧設定
- メモリの設定
- AVX関連の設定
- メモリのタイミング制御
- CPUキャッシュレシオの設定
- VCCINとVCCヴォルトの設定
- ベンチマークとパフォーマンスの検証結果
- まとめ
🛠️マザーボードとウォーターコーリングの設定
マザーボードはAsus Pro WS79OE Sage SEを使用し、EK Proカスタムループウォーターコーリングシステムを搭載しています。BIOS設定を行う前に、以下の手順でマザーボードとウォーターコーリングの設定を行います。
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BIOSに入り、AI Tweakerメニューに移動します。
- Asusマルチコアエンハンスメントを有効に設定します。これにより、ターボブースト2.0のパワーリミットが解除され、CPUが無制限のパワーで動作できるようになります。
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CPUコアのレシオ設定を行います。
- CPUコアのレシオをバイトコア使用率に設定します。これにより、動作中のコア数に応じて動的なCPUコアのオーバークロックが可能になります。
- バイトコア使用率のサブメニューに入り、ターボレシオリミット1を52に設定し、1つのコアのターボレシオを52に設定します。同様に、ターボレシオリミット2と3にも値を設定します。
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CPUコアの電圧設定を行います。
- 各コアごとに最大レシオを設定するため、"特定のコア"サブメニューに入ります。
- Core 0を除くコアのターボレシオリミットを50、Core 2を52に設定します。
- Core 4、6、7、9、11、13、14のターボレシオリミットを49に設定します。
- Core 8のターボレシオリミットを48に設定します。
- 各コアの電圧を手動モードに設定し、CPU Core 0、2、12の電圧を1.25 V、他のコアの電圧を1.215 Vに設定します。
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メモリの設定を行います。
- DRAM周波数をDDR5 6600に設定します。これにより、メモリのベース周波数であるDDR5 4800からDDR5 6600に増加します。
🧪ベンチマークとパフォーマンスの検証結果
以上の設定を行った後、ベンチマークを実行してパフォーマンスを検証しました。デフォルトの設定と比較して、パフォーマンスの向上が確認できました。以下はベンチマークの結果です。
- y-cruncher: パフォーマンスの最大向上率は43.02%でした。
上記の結果から、設定変更によりCPUのパフォーマンスが向上しました。ただし、本記事はエンターテイメント目的であり、個々のシステムに設定をそのまま適用することはおすすめしません。詳細なオーバークロック方法については、当該チャンネルの別のビデオを参照してください。
【利点】
- CPUのパフォーマンスが向上する。
- オーバークロックにより、より高いクロック速度での処理が可能になる。
【欠点】
- オーバークロックにより、CPUの消費電力と発熱が増加する可能性がある。
- オーバークロック設定を誤ると、システムの安定性に影響を与える可能性がある。
まとめ:
このビデオでは、Intel Xeon W5 3435xをAsus Pro WS79OE Sage SEマザーボードとEK Proカスタムループウォーターコーリングを使用して、最大5.2ギガヘルツまでオーバークロックする方法を紹介しました。型番、マザーボード、ウォーターコーリング、BIOS設定、そしてベンチマーク結果について詳細に解説しました。ご視聴ありがとうございました。
FAQ:
Q: オーバークロックはどのような効果がありますか?
A: オーバークロックにより、CPUのパフォーマンスが向上し、より高いクロック速度での処理が可能になります。
Q: オーバークロックには何かリスクはありますか?
A: オーバークロックにより、CPUの消費電力と発熱が増加するため、十分な冷却が必要です。また、設定を誤るとシステムの安定性に影響を与える可能性があります。
Q: オーバークロック設定を戻す方法はありますか?
A: BIOSにアクセスし、元の設定に戻すことでオーバークロック設定をリセットすることができます。
【参考リソース】
- Asus Pro WS79OE Sage SEマザーボード: [URL1]
- EK Proカスタムループウォーターコーリングシステム: [URL2]