AMD Threadripper 3960Xを搭載した編集用PCビルド
目次
- イントロダクション
- 本体の構成
- CPU:AMDのThreadripper 3960X
- マザーボード:GigabyteのTRX40RS Extreme
- メモリ:RS DDR4 3600
- グラフィックスカード:NVIDIAのRTX 2080 Super Hybrid
- ストレージ:NVMe PCIe 4.0 SSD
- 電源:GigabyteのP750 GM 750W Gold
- ケース:Fractal DesignのDefine R7 XL
- ベンチマーク結果
- パフォーマンスの比較
- メリットとデメリット
- まとめ
- よくある質問(FAQ)
イントロダクション
こんにちは、皆さん。今日は、私がフルタイムで動画コンテンツを制作しているにも関わらず、まだ正式なワークステーションPCを使用したことがないことについて話します。このビルドを実現し、AMDとGigabyteからのサポートを受けたことを嬉しく思います。それでは、早速本体の構成から見ていきましょう。
本体の構成
CPU:AMDのThreadripper 3960X
まず、CPUにはAMDのThreadripper 3960Xを選びました。このCPUは24コア48スレッドを搭載しており、優れた性能を誇っています。ただし、その分価格も高くなっています。
マザーボード:GigabyteのTRX40RS Extreme
マザーボードにはGigabyteのTRX40RS Extremeを選びました。このマザーボードは非常に頑丈であり、独自の冷却システムや豪華な仕様が特徴です。また、PCIE 4.0にも対応しており、高速なデータ転送が可能です。
メモリ:RS DDR4 3600
メモリにはRS DDR4 3600を選びました。このメモリは見た目も美しく、高いパフォーマンスを発揮します。Premiere Proなどの動画編集ソフトでの作業に十分な容量と速度を提供します。
グラフィックスカード:NVIDIAのRTX 2080 Super Hybrid
グラフィックスカードにはNVIDIAのRTX 2080 Super Hybridを使用しました。このカードは強力な性能と冷却システムを兼ね備えており、高解像度の映像編集やゲームプレイに最適です。
ストレージ:NVMe PCIe 4.0 SSD
ストレージにはNVMe PCIe 4.0 SSDを選びました。これにより、高速なデータ転送が可能になります。さらに、複数のSSDを使用することで、効率的なデータ管理ができます。
電源:GigabyteのP750 GM 750W Gold
電源にはGigabyteのP750 GM 750W Goldを使用しました。この電源は信頼性が高く、効率的な電力供給が可能です。安定した動作を実現します。
ケース:Fractal DesignのDefine R7 XL
ケースにはFractal DesignのDefine R7 XLを選びました。このケースは十分なスペースと優れた冷却性能を備えており、本体のコンポーネントをしっかりと保護します。
ベンチマーク結果
本体の性能を確認するため、いくつかのベンチマークテストを行いました。以下にその結果を示します。
- BlenderのBMWシーン:3960Xでは1分4秒、3900Xでは2分14秒かかりました。
- Cinebench:3960Xでは13612、3900Xでは6636のスコアを記録しました。
- HandBrakeでのトランスコード:3960Xでは5分58秒、3900Xでは8分24秒かかりました。
- Time Spy ExtremeのCPUスコア:3960Xで10928、3900Xで6290を記録しました。
これらの結果から、本体のパフォーマンスの向上が確認できます。
パフォーマンスの比較
新しいビルドと旧来の編集用PCのパフォーマンスを比較してみましょう。
- メモリ容量:旧来のPCは32GB、新しいビルドは64GBと倍増しています。
- コア数とスレッド数:旧来のPCは12コア24スレッド、新しいビルドは24コア48スレッドとパワーアップしています。
- レンダリング速度:新しいビルドは旧来のPCに比べ、短い時間でレンダリングを完了することができます。
このパフォーマンスの向上により、大容量・高解像度の映像編集や複雑なエフェクトの追加がスムーズに行えます。
メリットとデメリット
この新しいビルドのメリットとデメリットをまとめてみましょう。
メリット
- 高性能なCPUとグラフィックスカードの組み合わせにより、大容量・高解像度の映像編集がスムーズに行える。
- 早いレンダリング速度により、効率的な作業が可能。
- メモリの増量により、複雑なエフェクトや大容量のプロジェクトに対応できる。
デメリット
- 高価なパーツを使用しているため、コストがかかる。
- オーバークロックに関する知識が必要。
以上がこのビルドのメリットとデメリットです。
まとめ
今回は、新しい編集用PCのビルドについて紹介しました。AMDのThreadripper 3960Xを搭載し、高性能なパーツを組み合わせたこのビルドは、大容量・高解像度の映像編集に対応すると同時に、効率的な作業を可能にします。ただし、高価なパーツを使用しているため、コストがかかることは覚えておいてください。このビルドを活用することで、よりクリエイティブな作業を行うことができるでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q: このビルドの価格はいくらですか?
A: パーツの価格は変動するため、正確な金額はわかりません。ただし、高性能なパーツを使用しているため、比較的高価になることが予想されます。
Q: このビルドでゲームをプレイすることはできますか?
A: はい、このビルドはゲームをプレイすることも可能です。ただし、ゲームによっては必要なスペックが異なるため、注意が必要です。
Q: オーバークロックを行うことはできますか?
A: オーバークロックは可能ですが、Threadripperのオーバークロックは難しいものです。専門知識が必要なため、慎重に行うことをおすすめします。
Q: このビルドのメモリを増設することはできますか?
A: はい、このビルドではメモリの増設が可能です。ただし、メモリの互換性に注意が必要です。
Q: このビルドの冷却システムは効果的ですか?
A: はい、このビルドには効果的な冷却システムが組み込まれています。高負荷の動作でも温度を適切に管理することができます。