GT 1030 VS 昔の猛獣!性能比較&テスト結果
目次:
- GT 1030とは
- GT 1030のスペックと機能
- GT 1030と過去のフラッグシップカードの比較
- GT 1030のパフォーマンステスト
- 4.1 DX11ゲームのベンチマーク
- 4.2 シンセティックベンチマーク
- GT 1030の温度と消費電力
- 結論
GT 1030とは
GT 1030は、エントリーレベルのゲームカードや基本的なディスプレイアダプターとして知られるNVIDIAのグラフィックスカードです。Pascalアーキテクチャを採用し、小型で省電力なデザインが特徴です。
GT 1030のスペックと機能
GT 1030は、14nmプロセスで製造されたPascalベースのGP108コアを搭載しています。GPUのサイズはわずか74平方ミリで、GTX 480の86%小さく、HD 5870の77%小さいです。また、MSIのロープロファイルオーバークロッカーモデルでは、基本クロックとブーストクロックがリファレンスカードよりも高く設定されています。
GT 1030と過去のフラッグシップカードの比較
GT 1030を過去のフラッグシップカードであるGTX 480とHD 5870と比較してみましょう。GT 1030は、グラフィックス性能や機能面でこれらのカードとどのように競合するのでしょうか。
GTX 480
GTX 480は、Fermiアーキテクチャを採用したNVIDIAのグラフィックスカードです。当初は評判が良くありませんでしたが、現代のゲームでも1080pでまだまだ十分なパフォーマンスを発揮します。
HD 5870
HD 5870は、AMDのグラフィックスカードで、AsusのMatrix Platinum 2GBモデルが特に人気があります。性能面ではリファレンスカードとほぼ同じですが、5%のコアクロックのブースト、改良されたPCBデザイン、パワーデリバリーなどの変更が加えられています。オーバークロックにも対応しており、楽しいマルチメディア体験を提供します。
GT 1030のパフォーマンステスト
GT 1030の実際のパフォーマンスを確認するため、11のゲームといくつかのシンセティックベンチマークを使用しました。これにより、GT 1030が新しいタイトルだけでなく、古いタイトルでもどの程度の性能を発揮するのかを把握することができます。
4.1 DX11ゲームのベンチマーク
- GTA 5
- Battlefield 3
- BioShock Infinite
- Metro 2033
- CS:GO
- Rainbow Six Siege
- Far Cry 5
- Doom
4.2 シンセティックベンチマーク
- 3DMark 2006
- 3DMark FireStrike
- Unigine Valley
- Unigine SuperPosition
GT 1030の温度と消費電力
GT 1030は、省電力設計であるため、温度や消費電力の面でも優れています。温度テストでは、アイドル時およびストレステスト時のGPUの温度を測定しました。消費電力テストでは、PC全体の消費電力を計測しました。
結論
GT 1030は、エントリーレベルのゲームカードとしては非常に優れたパフォーマンスを発揮します。古いタイトルでは、GTX 480やHD 5870に匹敵するか、それ以上の性能を示しました。また、省電力設計や低温動作も魅力的です。しかし、現代のゲームにおいては限定的な性能しか発揮できないことも事実です。カードの選択にあたっては、自身のニーズや予算に応じて検討することをおすすめします。
【参考リソース】