Intel Core i7 8700Kの5GHzオーバークロック方法!
I. 目次
- はじめに
- Intel Core i7 8700K コーヒーレイク CPU のオーバークロックについて
- オーバークロックとは?
- ハードウェアの安全性について
- 使用する電圧について
- 5GHz までのオーバークロックの手順
- Gigabyte マザーボードの設定例
- CPU クロック比率の設定
- 電圧の設定
- メモリ設定の確認
- オーバークロックの効果
- ゲーム性能の向上
- マルチスレッド処理の向上
- 消費電力と冷却の注意点
- 消費電力の増加
- 適切な冷却方法の選択
- まとめ
II. Intel Core i7 8700K コーヒーレイク CPU の5GHzオーバークロック
▶ はじめに
こんにちはみなさん!今日はIntel Core i7 8700KコーヒーレイクCPUのオーバークロックについてお話します。この記事では、ゲームパフォーマンスやマルチスレッド性能において、5GHzまでクロックを上げるために必要な手順や設定について詳しく解説します。ただし、オーバークロックに関しては十分注意が必要ですので、自己責任でおこなってくださいね。
▶ Intel Core i7 8700K コーヒーレイク CPU のオーバークロックについて
オーバークロックは、CPUのクロック速度を通常より高く設定することで、処理性能を向上させる技術です。しかし、オーバークロックはハードウェアに負荷をかけるため、十分な冷却や適切な電圧設定が必要となります。また、オーバークロックは使用する電圧に注意しながら行う必要があります。
例えば、i7 8700Kでは5GHzの安定したオーバークロックを目指すためには、1.34V〜1.4V程度の電圧が必要とされています。ただし、すべてのCPUが同じ電圧で同じ安定性を得られるわけではなく、CPUごとに微妙な違いがあるため、安定性を確保するためには個々のCPUに合わせた設定が必要となります。
▶ 5GHz までのオーバークロックの手順
まず、Gigabyteマザーボードを使用している場合の設定例をご紹介します。まず、BIOSの設定画面に入り、"Advanced Frequency Settings"に移動します。そこで、"CPU Clock Ratio"を50に設定し、CPUのベースクロックは変更せずに5GHzのオーバークロックを設定します。
次に、"Advanced CPU Core Settings"に進み、省電力機能のあるC-stateを無効にします。オーバークロック時は省電力を無視するため、これらの設定を無効にする必要があります。
さらに、電圧設定を調整するために、"Advanced Voltage Settings"に移動します。そこで、"CPU Vcore Load Line Calibration"を最大値まで設定します。これにより、CPUに供給される電圧を設定値に近づけ、不安定性を防ぎます。
その後、"CPU Core Voltage"を設定し、5GHzの安定動作には1.34V〜1.4V程度の電圧が必要とされていることを考慮します。ただし、耐えられる温度範囲内で1.32Vでも動作可能な場合もあります。
また、メモリ設定も確認しておきましょう。XMP(eXtreme Memory Profile)が有効になっているか確認し、最適なメモリ設定を選択します。もしXMPが無効な場合、手動でタイミングを設定する必要があります。
以上が基本的なオーバークロックの手順です。設定が完了したら保存して再起動し、Windowsで動作を確認しましょう。
▶ オーバークロックの効果
i7 8700Kを5GHzにオーバークロックすると、ゲームパフォーマンスやマルチスレッド性能が大幅に向上します。例えば、1080pゲームではフレームレートの増加が見られるほか、CinebenchやAdobe Premiereなどのソフトウェアにおいても処理速度が飛躍的に向上します。このようなオーバークロックにより、ビデオのエクスポート時間を短縮できます。
▶ 消費電力と冷却の注意点
オーバークロックによりCPUの消費電力が増加するため、十分な冷却対策が必要です。私のテストでは、CinebenchやAdobe Premiereの実行時にCPUパッケージの消費電力が150Wに達しました。このような高負荷をかける場合は、十分な冷却能力を持つソリューションを選ぶ必要があります。
▶ まとめ
いかがでしょうか、今回はIntel Core i7 8700KコーヒーレイクCPUの5GHzオーバークロックについて解説しました。オーバークロックには注意が必要ですが、ゲームパフォーマンスやマルチスレッド処理の向上に大きな効果があります。ただし、十分な冷却対策を講じることや、使用する電圧に注意することも重要です。ぜひ、自己責任のもと楽しんでみてくださいね。
注:本記事はあくまで参考情報です。オーバークロック時のハードウェアの安全性や保証については各メーカーの指示に従ってください。
【リソース】