Intel Max 10デバイスでのリモートシステムアップグレードを体験しよう！

Intel Max 10デバイスでのリモートシステムアップグレードを体験しよう！

目次

1️⃣ リモートシステムアップグレードとは 2️⃣ リモートシステムアップグレードの利点 3️⃣ Intel Max 10デバイスにおけるRSUの実装方法 3.1️⃣ 内部設定メモリ（CFM） 3.2️⃣ 構成制御ロジック 3.3️⃣ RSU制御メカニズムの設計 3.4️⃣ FPGAデザインの要件 4️⃣ RSUの実施手順 4.1️⃣ クォータスプロジェクトの作成 4.2️⃣ 初期設定のプログラミング 4.3️⃣ アップグレードデザインの作成 4.4️⃣ プログラミングデータのアップロード 4.5️⃣ システムのリコンフィギュレーション 5️⃣ RSUの実演 6️⃣ RSUに関する追加情報

📌 1. リモートシステムアップグレードとは リモートシステムアップグレード（RSU）は、インテルのMax 10 FPGAデバイスで実現可能な機能です。RSUは、実行中のデバイスの設計機能をリモートで変更することを可能にします。通常のFPGAの再構成は、同じ設計でデバイスを再プログラムしますが、RSUは、完全に異なる設計イメージに切り替えることができます。

📌 2. リモートシステムアップグレードの利点 RSUの利点は、以下の通りです：

• 利用場所に制約されずにシステム設計を監視できる。
• サービスコールや工場へのデバイスの送り返しの時間とコストを節約できる。
• ダウンタイムを最小限に抑え、収益損失を防げる。
• ハードウェアとソフトウェアを定期的にアップグレードすることで、陳腐化を避けることができる。

📌 3. Intel Max 10デバイスにおけるRSUの実装方法 Intel Max 10デバイスでは、RSUを実現するために、3つの要素が必要です： 1️⃣ 内部設定メモリ（CFM）：Max 10デバイスには、2つのCFMセクタが搭載されており、プログラムイメージの格納に使用されます。 2️⃣ 構成制御ロジック：内部設定メモリにアクセスし、設定の制御やステータスの取得を行います。 3️⃣ RSU制御メカニズムの設計：シリアルインタフェースを使用して、新しいプログラムイメージをデバイスに転送し、CFMセクタに書き込みます。

📌 4. RSUの実施手順 RSUを実施するためには、以下の手順を実行します： 1️⃣ クォータスプロジェクトを作成します。 2️⃣ 初期設定のプログラミングを行います。 3️⃣ アップグレードデザインを作成します。 4️⃣ プログラミングデータをCFMにアップロードします。 5️⃣ システムをリコンフィギュレーションして変更を反映させます。

📌 5. RSUの実演 実際のデモンストレーションでは、Max 10開発キットを使用してRSU機能を実際に試してみます。事前に2つのプロジェクトリビジョンを作成し、初期設定とアップグレードデザインを用意しておきます。演習では、UARTインタフェースを使用してプログラミングデータを転送し、RSUを実施します。

📌 6. RSUに関する追加情報 詳細な情報やQuartus IIソフトウェアの使用方法については、公式ドキュメントやオンライントレーニングリソースをご覧ください。

それでは、RSUのオンライントレーニングを開始しましょう！また、トピックに関連する質問や要望があれば、お知らせください。