インテル・エンドポイントマネジメントアシスタントのトラブルシューティングとは?
目次
- インテル・エンドポイントマネジメントアシスタントとは
1.1 インテル・アクティブマネジメントテクノロジーとは
- インテル・エンドポイントマネジメントアシスタントのトラブルシューティング
2.1 Wi-Fiプロファイルの同期
2.2 インテル・マネジメントアンドセキュリティステータスツール
2.3 インテル・エンドポイントマネージャープラットフォーム
2.4 インテル・マネージャビリティサーバーログ
2.5 インテル・エンドポイントマネージャープラットフォームの使用例
インテル・エンドポイントマネジメントアシスタントとは
インテル・エンドポイントマネジメントアシスタント(Intel Endpoint Management Assistant、以下、IEMA)は、インテルのアクティブマネジメントテクノロジー(Intel Active Management Technology、以下、AMT)と連携して、エンドポイントデバイスのリモート管理やトラブルシューティングを行うためのソリューションです。
インテル・アクティブマネジメントテクノロジーとは
インテル・アクティブマネジメントテクノロジー(Intel Active Management Technology、以下、AMT)は、インテルが提供する企業向けリモート管理技術です。AMTを搭載したデバイスは、ネットワーク経由でリモートから制御したり、トラブルシューティングを行ったりすることができます。
インテル・エンドポイントマネジメントアシスタントのトラブルシューティング
IEMAのトラブルシューティングには、様々な要素があります。以下では、代表的なトラブルシューティング方法を解説します。
Wi-Fiプロファイルの同期
IEMAでは、Wireless Profileの同期に2つの方法があります。まず、最新のIntel Management EngineとWi-Fiドライバをデバイスのメーカーから入手し、レジストリの設定を確認します。その後、WindowsのWi-Fiプロファイルを削除し、再度追加することで同期がトリガーされます。
インテル・マネジメントアンドセキュリティステータスツール
インテル・マネジメントアンドセキュリティステータスツール(Intel Management and Security Status Tool、以下、IMSS)は、vProクライアント上で実行されるツールであり、AMTに関する基本的な情報を提供します。また、Fast Call for HelpやSIRAクライアントイニシエイティブのリモートセッションステータスなども確認することができます。
インテル・エンドポイントマネージャープラットフォーム
インテル・エンドポイントマネージャープラットフォーム(Intel Endpoint Manager Platform、以下、EMMA Platform Manager)は、Intel MSサーバーの状態を一元管理するためのツールです。EMMA Platform Managerでは、MSソリューションを構成するコンポーネントのステータスを確認し、イベントを監視したり、基本的な設定変更を行ったりすることができます。なお、EMMA Platform Managerでのログ記録はサーバーレベルで行われます。
インテル・マネージャビリティサーバーログ
インテル・マネージャビリティサーバーログ(Intel Manageability Server Log)は、Intel EMMAで表示される最もよく参照するログの一つです。このログには、様々なメッセージが記録されますが、特によく見るメッセージについて解説します。
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警告: ホストの設定に失敗しました(認証エラー)
このメッセージは、管理者制御モードでシステムを構成しようとしている際に、証明書がドメインネームと一致しない場合に表示されます。この場合、MEBXでTLS PKI DNSサフィックスを変更することで問題を解決できます。
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インテル・マネジメントウェブサービスの例外エラー
このメッセージは、AMTドライバスタックが完全に初期化される前にインテルエンドポイントマネジメントアシスタントエージェントがAMTの構成を開始しようとすると表示されることがあります。通常、自動的に問題が解決することもありますが、必要に応じてエージェントを再起動することもできます。
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警告: 有効期限の切れたフェーズ2のレコード
このメッセージは、既存のAMTプロファイルに変更が加えられた場合に表示されます。たとえば、ワイヤレスネットワークを追加または削除すると、このプロセスが開始されます。AMTは、そのプロファイルを使用するすべてのデバイスに対して変更を適用します。
インテル・エンドポイントマネージャープラットフォームの使用例
インテル・エンドポイントマネージャープラットフォーム(EMMA Platform Manager)を使用すると、AMTの構成やログの追跡が容易になります。以下では、EMMA Platform Managerの使用例をいくつか紹介します。
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サーバーの追加
EMMA Platform Managerを起動し、サーバーを追加します。サーバー名と管理ポートを指定し、グローバル管理者アカウントでログインします。初回ログイン時には証明書の確認が求められる場合があります。
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イベントの確認
EMMA Platform Managerのイベントタブでは、AMTの構成などのイベント履歴を確認することができます。ログの一覧から目的のイベントを選択し、詳細情報を閲覧します。
以上がインテル・エンドポイントマネジメントアシスタントのトラブルシューティング方法と使用例の概要です。詳細な手順や特定の問題に関する対処方法については、公式ウェブサイトなどのリソースを参照してください。
✨ハイライト✨
- インテル・エンドポイントマネジメントアシスタント(IEMA)は、インテルのアクティブマネジメントテクノロジー(AMT)と連携してエンドポイントデバイスのリモート管理を行うソリューションです。
- IEMAのトラブルシューティング方法には、Wi-Fiプロファイルの同期、インテル・マネジメントアンドセキュリティステータスツールの使用、インテル・エンドポイントマネージャープラットフォームの活用などが含まれます。
FAQ(よくある質問)
Q: インテル・エンドポイントマネジメントアシスタントはどのデバイスで利用できますか?
A: インテル・エンドポイントマネジメントアシスタントは、AMTを搭載したインテル製デバイスで利用できます。
Q: IEMAのトラブルシューティングに必要なドライバはどこで入手できますか?
A: 最新のIntel Management EngineとWi-Fiドライバは、デバイスのメーカーから入手できます。
Q: インテル・マネジメントアンドセキュリティステータスツールは何を表示しますか?
A: インテル・マネジメントアンドセキュリティステータスツールは、AMTに関する基本的な情報や、Fast Call for HelpやSIRAクライアントイニシエイティブのリモートセッションステータスなどを表示します。
Q: インテル・マネージャブリリティサーバーログの場所はどこですか?
A: インテル・マネージャブリリティサーバーログは、C:\Program Files (x86)\Intel\Platform Manager\EMMA\Logs\ディレクトリに保存されます。
参考資料: