NVIDIA P40 GPUで高速なディープラーニング環境を構築しましょう!
目次
- はじめに
- システムのセットアップ
- 2.1 サーバーとGPUの接続
- 2.2 BIOSの設定
- 2.3 ISOイメージの作成
- 2.4 Ubuntuのインストール
- 2.5 システムのアップデート
- CUDAのインストール
- 3.1 CUDAのリポジトリ公開鍵のインストール
- 3.2 CUDAのインストール
- 3.3 環境変数の設定
- cuDNNのインストール
- 4.1 cuDNNファイルの確認
- 4.2 cuDNNのインストール
- 4.3 サンプルのコンパイルと実行
- EGXスタックのビルド(リンク)
- よくある質問
はじめに
こんにちは!このガイドでは、GPUとサーバーのセットアップ方法、CUDAとcuDNNのインストール手順について詳しく説明します。これにより、高速なディープラーニング作業環境を構築することができます。それでは、始めましょう!
システムのセットアップ
2.1 サーバーとGPUの接続
まず、サーバーとGPUを接続します。両者はルーターに接続されており、インターネットに接続されている必要があります。この接続により、必要なダウンロードやソフトウェアのアップデートが可能になります。
2.2 BIOSの設定
次に、BIOS設定を行います。USBをプライマリブートデバイスに設定し、インストールメディアをセカンダリブートデバイスに設定します。さらに、PCI設定で"4Gデコーディング"を有効化します。
Pros:
- 4Gデコーディングを有効にすることで、64ビットのGPUが正しくデコードされます。
Cons:
- マザーボードがこのオプションをサポートしていない場合、インストールが失敗する可能性があります。
2.3 ISOイメージの作成
ISOイメージを作成するために、Rufusを使用します。Rufusを開き、USBドライブと使用するISOイメージを選択します。設定はデフォルトのままで問題ありません。開始ボタンをクリックし、自動的にダウンロードされるファイルを待ちます。作成が完了したら、USBドライブを取り外します。
Pros:
- Rufusを使用することで、簡単にISOイメージを作成できます。
2.4 Ubuntuのインストール
USBドライブをサーバーに挿入し、電源を入れます。セットアップ画面が表示されたら、必要な設定を選択します(言語、インストール方法など)。必要な情報を入力し、Ubuntuをインストールします。
Pros:
- Ubuntuのインストールは比較的簡単であり、使いやすいディープラーニング環境を提供します。
2.5 システムのアップデート
インストールが完了したら、システムをアップデートします。以下のコマンドを使用してシステムをアップグレードし、再起動します。
apt-get update
aptitude upgrade
reboot
CUDAのインストール
3.1 CUDAのリポジトリ公開鍵のインストール
CUDAをインストールするために、まずリポジトリの公開鍵をインストールします。
sudo apt-key adv --fetch-keys https://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/ubuntu2004/x86_64/7fa2af80.pub
3.2 CUDAのインストール
次に、CUDAをインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install cuda
Pros:
- CUDAを使用することで、GPUを効果的に活用した高速なディープラーニングアプリケーションを開発できます。
3.3 環境変数の設定
CUDAを正しく使用するために、環境変数を設定します。
export PATH=/usr/local/cuda/bin${PATH:+:${PATH}}
export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/cuda/lib64${LD_LIBRARY_PATH:+:${LD_LIBRARY_PATH}}
cuDNNのインストール
4.1 cuDNNファイルの確認
まず、cuDNNのインストールファイルが正しくダウンロードされているか確認します。
ls /usr/src/cudnn*.deb
4.2 cuDNNのインストール
次に、cuDNNをインストールします。
sudo dpkg -i /usr/src/cudnn*.deb
sudo apt-get update
sudo apt-get install libcudnn8-dev
4.3 サンプルのコンパイルと実行
最後に、cuDNNのサンプルをコンパイルして実行します。
cd /usr/src/cuda/samples
sudo make
cd /usr/src/cuda/samples/bin/x86_64/linux/release
./mnistCUDNN
EGXスタックのビルド(リンク)
最後に、EGXスタックのビルドについて説明します。EGXスタックは仮想マシン上で動作し、高度なディープラーニング作業環境を提供します。詳細な手順については、リンクを参照してください。
よくある質問
Q: BIOSの設定を変更する必要がありますか?
A: はい、プライマリブートデバイスとセカンダリブートデバイスを設定し、4Gデコーディングを有効にする必要があります。
Q: CUDAとcuDNNのインストールは必須ですか?
A: はい、CUDAとcuDNNはディープラーニングの作業環境を構築するために必要です。
Q: EGXスタックはどのような機能を提供していますか?
A: EGXスタックは高速なディープラーニング作業環境を提供し、仮想マシン上で動作します。
Q: インストール時に問題が発生した場合はどうすればいいですか?
A: よくある問題と解決策については、公式のサポートページを参照してください。
Q: どこでさらなる情報を得ることができますか?
A: 詳細な情報は、以下のリソースを参照してください。