ギガバイトR272-Z30サーバーの詳細レビュー！

目次

1. ギガバイトのラックサーバーの紹介
2. ギガバイト R272-Z30 サーバー概要
3. サーバーの世代とCPUの対応
4. システムのスペックとメモリの容量
5. ストレージの構成とオプション
6. ギガバイト管理コンソールの機能
7. ネットワーキングアプリケーション向けの設計
8. サーバーのバックパネルとポートの機能
9. メモリの種類とサポートされる速度
10. AMD EPYCプロセッサーの世代と機能

ギガバイト R272-Z30 サーバー：信頼性と柔軟性を兼ね備えたネットワーキングサーバー

ギガバイトは多くのラックサーバーを提供していますが、今回はギガバイトのR272-Z30サーバーについてご紹介します。この2Uのサーバープラットフォームには、フロントに12基の3.5インチストレージベイと、バックにさらに2基のストレージベイがあります。このシステムには、AMD EPYCシリーズプロセッサーの1世代と2世代をサポートするrev.100から、AMD EPYCの第3世代をサポートするrev.A00にバージョンアップされたものもあります。このシステムはシングルソケットプラットフォームであり、最大で4TBのメモリまでサポートします。ギガバイトR272-Z30サーバーは、名前の末尾に数字「2」が入っているため、第2世代のAMDシステムであることがわかります。出荷時はrev.100とrev.A00で1世代と2世代のプロセッサーをサポートしており、rev.A00とrev.B00で第2世代と第3世代のCPUをサポートしています。当初、このプラットフォームは1世代（NAPLES）と2世代（ROME）のプロセッサーのみをサポートしていましたが、現在は第3世代（MILAN）CPUもサポートしています。ギガバイトによれば、最新のBIOSが搭載されたすべての第2世代のマザーボードは、MILANとMILAN X CPUもサポートできるようになっています。Intel Xeon Scalableプロセッサーとの基本的な違いについておさらいしましょう。AMD EPYCは、チップセットがCPUアーキテクチャに組み込まれたチップ形式の設計です。一方、Intel Xeon Scalableプロセッサーは、チップセットがボード全体に分散して配置されています。ここではEPYCシステムについてのみ考えます。フロントの12基のストレージベイには、オンボードのSATAポートで4基が駆動され、残りの8基はオプションのSAS HBAを介して接続されます。このファミリーには他にも似たような2つのシャーシ構成があります。24基の2.5インチSAS/SATAストレージベイのZ31と、24基の2.5インチNVMe SSDベイのZ32です。左側の小さなコントロールパネルには、リセットボタン、非マスカブル割り込みボタン、電源ボタン、システムIDボタンがあります。それらの下には、HDDステータス、システムステータス、LAN1およびLAN2のステータスを示すいくつかのLEDがあります。右側のサーバーリアには、システム診断とステータスのためのクラッシュカート接続用のいくつかのUSBポートがあります。ネットワークサーバーを探している方には、ギガバイトR272-Z30サーバーが最適です。IT Creationsのウェブサイトから詳細情報をご覧いただき、購入を検討してください。また、IT Creationsのウェブサイトでは、5000ドル以上のシステムに対して最大500ドルの割引が適用されます。

システムのスペックとメモリ容量

ギガバイトR272-Z30サーバーは、一つのプロセッサーソケットと各側面に8つのDIMMスロットを備えています。このシステムでは、RegisteredおよびLoad-reduced DIMMモジュールを使用したメモリがサポートされています。全スロットに256GBの3DS RDIMMまたはLRDIMMメモリモジュールを使用すると、メモリ容量は少な少なくとも4TBになります。通常のRDIMMまたはLRDIMMメモリモジュールを使用すると、最大2TBのメモリが提供されます。このシステムではAMD EPYCの3世代がサポートされており、上記の数字は特に第3世代のAMD EPYCおよび最新のA00リビジョンに対してのものです。3世代プロセッサーでは最大3200MHzのメモリ速度がサポートされ、2世代プロセッサーでは最大2933MHzまでサポートされます。EPYC CPUの簡単な復習を追加します。1世代のCPUは最大32コアで、最大2TBのメモリをサポートしています。2世代のCPUは最大4TBのメモリと最大64コアをサポートしています。最後に、3世代のEPYCも8から64のコアと最大4TBのメモリ容量を持っています。いずれの世代も、コア数とメモリサポート以外の点で前の世代と比べて計算パフォーマンスが向上しています。一般的なネットワーキングアプリケーションに適したこのシステムは、仮想サーバー、VPN経由のファイルアクセス、一般的なストレージ、共有インターネット接続など、基本的なサーバーアプリケーションに使用することができます。

ストレージの構成とオプション

デフォルトのストレージ構成には、フロントに4基のSATAドライブとオプションのSASホストバスアダプタを使用することで8基のSASドライブを搭載することができます。背面にある2基の2.5インチドライブも、デフォルトでネイティブにサポートされます。SAS/SATAバックプレーンのすぐ後ろにある4つの大型ホットスワップファンは、単一のCPU、メモリモジュール、およびPCIeスロットに取り付ける構成要素の冷却を提供します。さらに、マザーボードのx4 PCIe 3.0スロットには、オプションのM.2ドライブを接続することができます。これらのM.2ドライブは、RAIDによってオペレーティングシステムをサポートするために使用することができます。そのため、1つのドライブが故障してもシステムが起動および動作することが可能です。もちろん、バックにある2基の2.5インチドライブもオペレーティングシステムに使用することができますが、NVMe M.2ドライブを使用すると、SASドライブまたはSATAドライブよりも高速に起動します。背面にある2つの1GbE LANポートに加えて、オプションのOCPカードを使用すると、追加のネットワークポートと接続速度を提供することができます。ただし、6つのPCIeスロットのうちの1つにネットワークカードを装着しない場合に限ります。スロットのほとんどはPCIe 4.0ですが、PCIe 3.0と比べて速度が2倍になります。PCIe 4.0は、I/OおよびNVMeストレージデバイスに優れたスループットを提供します。しかし、このユニットの近い兄弟であるR272-Z32（24基のNVMeドライブ）については心配する必要はありません。ギガバイトR272-Z30サーバーは、ギガバイトの広範なラックサーバーカタログに素晴らしい追加として収まっています。信頼性と適応性を備え、さまざまな一般的なネットワーキングアプリケーションに対応しています。ギガバイトのエンタープライズネットワーキングサーバー、GPUサーバー、AIおよびAIトレーニングに対応したハイパフォーマンスコンピューティングサーバー、仮想通貨マイニング向けなど、さまざまな要件に合わせたサーバーをIT Creationsでチェックしてみてください。