Sapphire RX 5700 XT Nitro+ レビュー - 優れたグラフィックカード!
【Table of Contents】
- 🌟 Nitro+カードの概要
- 🏆 Nitro+カードのビルド品質とデザイン
- 🎮 Nitro+カードのスペックとクロックスピード
- ❄ Nitro+カードの冷却システム
- ⚙ Nitro+カードのバイオススイッチとRGBライティング
- 💰 Nitro+カードの価格と競合製品
- 🌡 Nitro+カードのパフォーマンスと温度
- 🔌 Nitro+カードの電力制御と消費電力
- ✅ Nitro+カードのオーバークロック性能
- 🥇 Nitro+カードの総合評価
【Highlights】
- Sapphire Nitro+は、高クロックスピードと大きな冷却装置を備えた高性能グラフィックカードです。
- ビルド品質は非常に高く、アルミバックプレートとRGBライティングが特徴です。
- クロックスピードは、パフォーマンスモードでは他のカードと比べて最速です。
- 冷却システムは効果的で、ファンのノイズも非常に静かです。
- 電力消費は高く、オーバークロックには注意が必要ですが、パフォーマンスは他の競合製品よりも優れています。
- Nitro+カードは高いコストパフォーマンスを提供しており、おすすめのグラフィックカードの一つです。
【Article】
🌟 Nitro+カードの概要
SapphireのNitro+は、カスタムNaviカードの中でも上位モデルです。以前にはSapphire PulseカードとMSI Evoke OCカードがリリースされており、それぞれについての評価があります。今回は、より高いクロックスピード、より高い消費電力、そして大きな冷却効果を持つNitro+カードを紹介します。価格はまだ確定していませんが、イギリスでは£4,9になると予想されています。PowerColor Red Devilとの直接の競合が予想されるため、非常に興味深い比較となるでしょう。
🏆 Nitro+カードのビルド品質とデザイン
Nitro+カードの初期の印象は非常に良好です。ビルド品質は非常に高く、しっかりとしており、重量感があります。アルミバックプレートとトーンニュートラルな外観のデザインが特徴です。さらに、アドレサブルRGBライティングを備えており、カードのロゴ、バックプレート、およびバックプレートの背面がライトアップします。これに加えて、マザーボードやアドレサブルRGBコントロールに接続することができるコネクタも搭載されています。
サイズ的にはかなり大きなカードであり、長さが300mm以上、高さが135mm、3つのスロットを占有します。ただし、これは2.3スロットデザインと呼ばれていますが、マザーボード上では3つのスロットが必要になります。他にもディスプレイ出力に関しては、3つのミニディスプレイポートと2つのHDMIを備えています。VRに対応するためにこのような設計になっており、同時にVRヘッドセットとHDMIディスプレイを接続することが可能です。
🎮 Nitro+カードのスペックとクロックスピード
クロックスピードに関しては、Nitro+カードはこれまでに見た中で最速です。リファレンスとpulseに比べても際立って高く、またPowerColor Red Devilとも同じクロックスピードを報告しています。しかし、メモリのオーバークロックはありませんが、コアのオーバークロックにより、消費電力は基準値よりも40ワット高くなります。この消費電力に耐えられるかは、大型冷却装置にかかっています。また、電力供給も6ピン8ピンから8ピン8ピンに変更されており、最大375ワットの電力を得ることができます。
❄ Nitro+カードの冷却システム
Nitro+カードの冷却システムは非常に効果的です。3つのファンデザインであり、外側には2つの95mmファン、中央には87mmファンが配置されています。中央のファンは他の2つとは逆方向に回転することで乱流を軽減する効果があります。冷却効果はカードの上部と下部から排出され、マザーボードに向かって向かうようになっています。ファンの交換も簡単で、クイックディスコネクトシステムを採用しています。
冷却装置の下には、大きな銅の接触プレートがあり、5本のヒートパイプが2つのフィンスタックに接続されています。これにより、熱を効果的に放散させることができます。また、メモリの冷却には独立したヒートシンクが使用されており、ファンの風が直接冷却効果を向上させます。PCB上には8つのパワーフェーズとブラックダイムチョークが備わっており、パフォーマンスと耐久性が向上しています。