Windows 11アップグレードの予想外の出来事とは?
目次
- イントロダクション
- パソコンのアップグレード計画
- BIOSアップデートとRAIDモードの問題
- Windows 10での起動エラーと解決策
- 新しいSSDのインストールとシステムのクローン
- セキュアブートへの切り替えとGPTパーティション化
- Ryzen 9 3900X CPUへの交換
- Windows 11へのアップグレードとログインの問題
- Synology NASとのActive Directory統合の問題
- PCケースの修理とカスタマイズ
- おわりに
パソコンのアップグレード計画
私はPHINTAGE COLLECTORとして、古いパソコンの収集や修理が大好きです。今回はWindows 11を動かすために、古いパソコンのアップグレードを計画しています。まずは現在のRyzen 5 1600XをRyzen 9 3900Xに交換し、容量の小さいBootドライブを1TiBのm.2 SSDに置き換えます。
BIOSアップデートとRAIDモードの問題
Ryzen 9 3900Xを使用するためには、まずBIOSをアップデートする必要があります。しかし、RAIDモードの設定がうまく機能せず、何度試してもBIOSが起動できませんでした。Linuxでの起動も試みましたが、ロジカルディスクが表示されませんでした。調査を重ねた結果、古いAM4マザーボード向けのBIOSアップデートではRAIDはサポートされていないことが判明しました。
Windows 10での起動エラーと解決策
RAIDモードが使用できない状態でWindows 10を起動しようとすると、INACCESSIBLE_BOOT_DEVICEエラーが発生しました。WindowsをAHCIモードで起動する方法についてオンラインで情報を調べましたが、システムの回復コンソールにアクセスすることができませんでした。このため、Administratorのパスワードを設定し直す必要があります。
新しいSSDのインストールとシステムのクローン
容量の小さいBootドライブを1TiBのm.2 SSDに置き換えるため、パソコンのケースを開け、SSDを取り付けました。その後、Linuxのpartcloneを使用してWindowsのインストールをクローンすることを考えましたが、AOMEI Backupper Professionalを使ってフルシステムをクローンする方法もあります。AOMEIは有償の製品ですが、最近無料のライセンスキーがリリースされたため、一回限りの操作には良いかもしれません。
セキュアブートへの切り替えとGPTパーティション化
セキュアブートを使用するためには、EFI経由での起動とGPTパーティション化されたハードドライブが必要です。しかし、私のハードドライブはMBRパーティション化されているため、GPTに変更する必要があります。mbr2gptユーティリティを使用して変換を試みましたが、うまくいきませんでした。その後、Windows 10をAHCIモードで起動して、GPTに変換しました。
Ryzen 9 3900X CPUへの交換
冷却装置と現在のCPUを取り外し、新しいCPUに交換しました。Windows 10を起動すると、12コアと24の論理CPUが表示され、PCの整合性チェッカーも私のシステムをWindows 11に対応させることを認めました。
Windows 11へのアップグレードとログインの問題
Windows 11のインストールは順調に進みましたが、アップグレード後にログインできなくなりました。マイクロソフトアカウントを使用してアクセスを復元できるはずでしたが、私は独自の認証サーバーを使用しているため、対応が必要でした。Synology NASに問題があることが判明し、Active Directory統合を解除する必要がありました。
PCケースの修理とカスタマイズ
最後に、パソコンのケースの修理とカスタマイズを行いました。以前から壊れていたブルーLEDを修理し、Molexコネクターも修理しました。さらに、ケースに青色のLEDを組み込みました。
おわりに
以上が私のパソコンアップグレードの物語です。次回もお楽しみに!