古いEEPROMの再利用方法とプログラミング手順
目次:
- イントロダクション
- 必要なチップを取得
- 古いEEPROMの再利用
- EEPROMイレーザーの使用
- EEPROMのプログラミング
- タイニーベーシックのプログラミング
- ウルトラバイオレットライトの防御
- ROMとRAMの準備
- まとめ
- 参考資料
イントロダクション
エレクトロニクスの趣味を持つ人々にとって、チップや部品の再利用は一般的な活動です。ある特定のチップを必要とする場合、時々それを見つけることが困難なことがあります。この記事では、古いジャンクボックスから取り出した部品を使用して、古いEEPROMの再利用方法について説明します。
必要なチップを取得
マイクロプロセッサ、UART、RAM、ROM、74HC573など、必要な部品の多くはすでに手元にあります。しかし、残念ながら74HC573の一つが足りませんでした。これは意外ですが、早速手に入れるために市場を探してみましょう。また、水晶振動子も6.144MHzの値を探す必要があります。恐らく手元にはないかもしれませんが、ジャンクショップで見つけることができるかもしれません。
古いEEPROMの再利用
長い間保存していた古いEEPROMを再利用することにしました。以前の機器から取り出したすべてのEPROMを保存しており、再利用するために使用しています。この特定のEEPROMはウィンドウが付いており、紫外線で消去できるタイプです。まず、中身を確認するためにEPROMプログラマで確認しましょう。また、消去する必要がありますので、以前に購入したEEPROMイレーザーも見つけました。
EEPROMイレーザーの使用
EEPROMイレーザーはデータレースデータレース-という比較的安価な製品です。電源スイッチとタイマーが付いており、紫外線露光時間の調整が可能です。内部を見ると、紫外線チューブがありますが、これは非常に危険なものであり、波長は265ナノメートル程度です。EEPROMをイレーザーに入れ、約2〜8分の露光時間を設定して消去を行います。紫外線チューブは本物のウルトラバイオレットであるため、安全に注意する必要があります。
EEPROMのプログラミング
EEPROMがイレーズされたことを確認したら、EPROMプログラマに戻してプログラミングを行いましょう。部品をプログラマに挿入し、読み込みボタンを押すと、部品の内容を確認することができます。今回はMX27C256という部品を使用しました。読み込みが成功したら、次はファイルを選択してプログラムを行います。例えば、Tiny BASICのプログラムファイルを使用することができます。プログラムが成功したら、再度読み込んで内容を確認してみましょう。
タイニーベーシックのプログラミング
タイニーベーシックは、8051マイクロコントローラ向けに開発された簡単なBASIC言語です。今回は80-85というボードのためのタイニーベーシックのバージョン2.0を使用しました。プログラムボタンを押すと、プログラムの書き込みが開始されます。
ウルトラバイオレットライトの防御
EEPROMにはウィンドウがあり、紫外線が部品に届かないようにする必要があります。ここでは銅テープを使用してウィンドウをカバーしました。ウルトラバイオレットライトは紫外線に対して遮光性のある物質で覆う必要があります。紙ラベルを使用する代わりに、紫外線に対して遮光性のある物質を使用しましょう。
ROMとRAMの準備
チップと部品の準備が整ったら、ROMとRAMを追加しましょう。これらの部品を取り付け、プログラムが正常に動作するか確認してみましょう。
まとめ
この記事では、古いジャンクボックスから必要なチップを取得し、古いEEPROMを再利用する方法について説明しました。また、EEPROMイレーザーを使用してチップを消去し、プログラムを書き込む手順も紹介しました。最後にROMとRAMを追加し、チップが正常に動作するか確認しました。
参考資料
- EEPROMイレーザーの購入先
- MX27C256データシート
- タイニーベーシックのプログラムファイル