ディープエルプロジェクトの最新情報とインテルの新しいアセットのリリース
Table of Contents:
- はじめに
- ディープエルプロジェクトの概要
- ディープエルプロジェクトの目的
- ディープエルアセットの紹介
4.1 USDアセットの追加
4.2 既存のアセットの紹介
4.3 インテルによる新しいアセットのリリース
- ディープエルアセットの活用方法
5.1 使用方法のオプション
5.2 アセットの利用例
- ディープエルアセットのユースケース
6.1 ディープエルアセットの開発目的
6.2 アセットのテストとベンチマーク
- ディープエルアセットのコミュニティへの貢献
7.1 アセットの利用者の拡大
7.2 ディープエルアセットの将来展望
- まとめ
- 参考文献
ディープエルプロジェクト:オープンソースアセットのライブラリへの新たなリリース
ディープエルプロジェクトは、ASWF(Academy Software Foundation)のデジタルプロダクションエグザンプルライブラリプロジェクトであり、今回、新しいUSDアセットのリリースを発表することを嬉しく思います。本記事では、ディープエルプロジェクトについての概要とともに、そのアセットの紹介、活用方法、そしてコミュニティへの貢献について詳しく説明します。
1. はじめに
ディープエルプロジェクトは、オープンソースのデジタルアセットを提供することを目的としたASWFの取り組みです。その目的は、研究開発や制作に使用されるオープンソースアセットの複雑さと実際の制作で使用されるアセットとの間にあるギャップを埋めることです。このプロジェクトは、開発者や制作スタジオのコミュニティを通じて成長し、新しいライセンスの開発やプラットフォームの立ち上げなど、さまざまな活動を行っています。
2. ディープエルプロジェクトの概要
ディープエルプロジェクトは、ASWF内のワーキンググループから始まりました。その目的は、ベンチマーキングや研究開発に使用するためのオープンソースアセットの複雑さと実際の制作で使用されるアセットの間にあるギャップを解消することでした。このワーキンググループは徐々に成長し、ディープエルプロジェクトとして独立しました。このプロジェクトは、ASWFデジタルアセットライセンスを開発し、制作用のサンプルアセットの公開を奨励することで、ギャップを埋めることを目指しています。
3. ディープエルアセットの紹介
4.1 USDアセットの追加
ディープエルプロジェクトでは、新たなUSDアセットの追加を行っています。これにより、ディープエルアセットライブラリはますます成長しています。USD(Universal Scene Description)は、グラフィックス制作で使用されるシーングラフの表現言語であり、さまざまな3Dアプリケーションで利用されています。ディープエルアセットは、このUSD形式で提供されており、さまざまなフィールドでの利用に適しています。
4.2 既存のアセットの紹介
ディープエルプロジェクトでは、既にホストされているアセットもあります。これらは、カラーパイプラインや画像処理、プロジェクションシステムのテストに使用されるステム2のイメージデータセットや、Animal LogicのUSD製のプロダクションシーンなど、様々なアセットが含まれています。これらのアセットは、誰でも利用することができ、すでに多くのダウンロードが行われています。
4.3 インテルによる新しいアセットのリリース
本プロジェクトでは、インテルからさらに新しいアセットがリリースされる予定です。これらのアセットは、Embree 4.0の開発と並行して開発され、インテルのオープンソース高性能レイトレーシングライブラリであるEmbreeと連携しています。最新のリリースでは、LinuxとWindows上でのGPUレイトレーシングハードウェアのサポートも追加されています。これらのアセットは、ディープエルプロジェクトの中心的な焦点であり、ディープエルアセットライブラリのさらなる充実を目指しています。