【驚異的なパフォーマンス】RX 6900XTとRX6800のクロスファイアベンチマーク結果を紹介

目次

1. はじめに
2. ベンチマーク結果の概要
3. クロスファイアのパフォーマンスの評価
4. パワーリミットとファンスピードの調整
5. Time Spyのフレームレートの分析
6. グラフィックスコアの最大値の設定
7. パワートールを使用したパフォーマンスの向上
8. クロスファイアの安定性の問題
9. ベンチマーク結果のまとめ
10. エクストリームモードでのパフォーマンス評価
11. その他のベンチマーク結果

🖥️ AMD Radeon RX 6900XT と RX 6800 のクロスファイアベンチマーク

はじめにコンテンツする前に、AMDの新しいグラフィックスカードであるRadeon RX 6900XTとRX 6800をクロスファイア設定でベンチマークした結果を報告します。このシステムには、最新の5900X Ryzenプロセッサも搭載されています。ベンチマークの状況としては、現時点ではTime Spyというベンチマークの結果を報告することができます。なお、Port Royalではクロスファイアを有効にした場合のサポートがなくなってしまっているため、Time Spyでのベンチマーク結果を見てみましょう。

ベンチマーク結果の概要

Time Spyのクロスファイア設定でのベンチマーク結果は非常に優れており、グラフィックスコアのスコアは32,483で、総合スコアは28,000を超えるモンスタースコアを達成しました。単体でのRX 6900XTのスコアは約20,000でしたので、かなりの向上が見られます。ただし、RX 6800の性能に制限があるため、40,000まで届くことはありませんが、28,000のスコアは驚異的なものです。

ベンチマーク結果の分析

上記のベンチマーク結果から、RX 6800は安定した動作ができる最大のクロックスピードで動かすことが可能であり、2400未満のクロック速度にはならないことがわかります。一方、RX 6900XTは80％の利用率で動作し、やや高い温度を発生しています。この結果から、素晴らしいフレームレートを実現しており、圧倒的なパフォーマンスを持っていることが分かります。

クロスファイアのパフォーマンスの評価

クロスファイアを有効にした状態でのパフォーマンス評価を行いましたが、安定性の問題がいくつか見られました。特にGT2のベンチマーク中にクラッシュが発生したため、安定動作を確保するためにクロスファイアの設定を調整する必要がありました。

パワーリミットとファンスピードの調整

クロスファイアでは、RX 6800のパフォーマンスを最大限に引き出すために、パワーリミットとファンスピードの設定を調整しました。RX 6800のパワーリミットは250Wに増加し、追加のパフォーマンスを期待します。この調整により、安定したGPUクロック速度を保つことが可能になり、より高いGPUエンコード率を実現しました。

Time Spyのフレームレートの分析

Time Spyにおけるフレームレートは、非常に素晴らしい結果を示しています。RX 6800は最大で200fpsを超えるフレームレートを実現しており、クロスファイアの効果を存分に発揮しています。また、RX 6900XTも高いフレームレートを維持しており、GPU負荷の利用率も高いことが確認できます。

グラフィックスコアの最大値の設定

グラフィックスコアの最大値を設定しましたが、あまり大きな変化は見られませんでした。RX 6800のクロック速度を2470MHzに設定し、ベンチマーク中に安定して動作させることができました。また、RX 6900XTのクロック速度も多少上げましたが、劇的な変化はありませんでした。

パワートールを使用したパフォーマンスの向上

更なるパフォーマンス向上のため、パワートールを使用して設定を調整しました。パワールツールにより、RX 6800の最大パワーリミットを275Wに増加させました。この調整により、さらにパフォーマンスを向上させ、グラフィックスカードの利用率を最大限に引き出しました。

クロスファイアの安定性の問題

残念ながら、クロスファイアの安定性には課題がありました。特にGT2のベンチマーク中にクラッシュが発生し、RX 6800の動作を安定させるためにクロック速度を下げる必要がありました。最終的に、RX 6800の最小クロック速度を2450MHzに設定し、安定してベンチマークを完了することができました。

ベンチマーク結果のまとめ

クロスファイア設定でのベンチマーク結果は非常に優れており、グラフィックススコアは33,000を超える素晴らしい結果となりました。また、CPUのスコアも17,000に近づいており、全体的なパフォーマンスが非常に高いことがわかります。しかし、RX 6800が動作を安定させるためには、さらなる調整が必要となるかもしれません。

ファイナルファンタジー XV におけるクロスファイアの性能

ファイナルファンタジー XVという人気ゲームでも、クロスファイア設定を活用して性能を評価してみました。結果としては、クロスファイアを有効にすることで、グラフィックススコアが76,627、総合スコアが179,000を記録しました。この結果から、クロスファイアによるパフォーマンスの向上が期待できます。

その他のベンチマーク結果

さらに、DirectX 12を使った他のベンチマークでもクロスファイア設定をテストしました。3DMark Wildlifeでは、グラフィックススコアが14,173に達し、クロスファイアの効果を確認することができました。また、Night Raidでは、GT1では安定した結果を出せる一方、GT2ではクラッシュする問題がありました。クロスファイアの安定性に課題があることがわかります。

以上が、AMD Radeon RX 6900XTとRX 6800のクロスファイアベンチマークに関する結果と分析です。クロスファイアを活用することで、高いパフォーマンスを実現できる一方、安定性の問題もあることに留意してください。今後、AMDや開発者がクロスファイアのサポートを向上させることを期待しましょう。