VRAMが12GBのグラボでAIイラストを生成する方法
【Table of Contents】
- イラスト生成AIのグラボスペック検証とおすすめ
- グラボ以外のパーツについての解説
- 512ピクセル×512ピクセル画像生成の基本的な設定
- 生成画像のテーマとRTX4080の使用感について
- 1024ピクセル×1024ピクセルへのアップスケール
- 2048ピクセル×2048ピクセルへのアップスケール
- 960ピクセル×540ピクセルの生成と修正作業
- 1536ピクセル×2304ピクセルへのアップスケールと修正
- 生成されたイラストの修正作業
- 最終的なグラボのスペックとおすすめランキング
- グラボ以外のPCパーツについての解説
- 自作PCの組み立てとおすすめパーツの選び方
- チャンネル登録とおわりに
イラスト生成AIのグラボスペック検証とおすすめ
これはマイガジェの霊夢です。今回は、イラスト生成AIであるstableディフュージョンの各機能ごとに必要なグラボのスペックについて、現行で2番目に高スペックなRTX4080を使用して検証した結果を紹介します。2023年6月現在、RTX4080の性能をフルに活用できる機会はまだ少ないですが、イラストAIを使用したい方や次のステップを考えている方には参考になる内容です。また、グラボ以外のパーツについても簡単に解説します。
【Article】
こんにちは、マイガジェの霊夢です。今回は、イラスト生成AIであるstableディフュージョンの各機能ごとに必要なグラボのスペックについてご紹介します。現行で2番目に高スペックなRTX4080を使用して検証した結果をもとに、おすすめのグラボをご紹介します。なお、2023年6月現在の情報となりますので、最新の情報は必ず確認してください。
512ピクセル×512ピクセル画像生成の基本的な設定
まずは、基本的な512ピクセル×512ピクセルの画像生成の設定方法を紹介します。また、stableディフュージョンの導入方法やプロンプト解説については他のチャンネルで解説されているため、そちらもご参考にしてください。生成にはバッチカウントが80、バッチサイズが1となります。VRAMが少ない場合はバッチサイズを1にしておくことをおすすめします。また、サンプリングステップスは9回とし、ノイズ除去の回数を増やすことで生成画像の品質を向上させることができます。
生成画像のテーマとRTX4080の使用感について
今回のテーマは、アニメ「転生王女と天才令嬢の魔法革命」の主人公アニスとユフィーが手をつなぐシーンを生成することにしました。このアニメは百合がテーマとなっており、人気があります。画像生成の際には、VRAM容量の大きなグラボを選ぶことをおすすめします。RTX4080の性能を活かすためには、容量の小さいグラボでは満足いく結果が得られないこともあります。
1024ピクセル×1024ピクセルへのアップスケール
次に、生成した画像をより高解像度の1024ピクセル×1024ピクセルにアップスケールします。この際には、VRAMの使用量が増えることに注意が必要です。8GBのグラボでも対応可能ですが、VRAM容量が大きいほど安定して生成できるため、より大容量のグラボを選ぶことをおすすめします。
2048ピクセル×2048ピクセルへのアップスケール
さらに、2048ピクセル×2048ピクセルにアップスケールします。この時もVRAMの使用量が増えますが、8GBのグラボでも十分な性能が得られます。ただし、高解像度になるほど生成には時間がかかるため、生成スピードも考慮しながら選ぶことが重要です。
960ピクセル×540ピクセルの生成と修正作業
次は、生成する画像のサイズを960ピクセル×540ピクセルとし、修正作業に入ります。このサイズの画像は、縦長の形状になりますので、注意が必要です。修正作業には、MSペイントなどのツールを使用して、髪の毛や手などの部分を修正していきます。また、インペイント機能を使用して、修正を行うこともできます。
1536ピクセル×2304ピクセルへのアップスケールと修正
生成した画像をさらに高解像度の1536ピクセル×2304ピクセルにアップスケールしていきます。この時にもVRAMの使用量が増えるため、十分な容量を持ったグラボを選ぶことが重要です。修正作業では、髪の毛の長さや手の形状などを修正し、より自然なイラストを作り出します。
生成されたイラストの修正作業
生成されたイラストには、修正が必要な部分があるかもしれません。髪の毛の形状や手のポーズなど、細かい部分を修正していきましょう。修正作業には、インペイント機能などを使用して、細かな修正を行うことができます。
最終的なグラボのスペックとおすすめランキング
それでは、最終的なグラボのスペックとおすすめランキングをご紹介します。512ピクセル×512ピクセルの画像生成には、最低でも10GB以上のVRAM容量が必要です。また、生成速度を求める場合は、より大容量のグラボを選ぶことをおすすめします。以下のランキングは、コスパや生成速度を考慮した結果です。
- RTX4080(容量:16GB)
- RTX4070TI(容量:16GB)
- RTX4060TI(容量:16GB)
- RTX3070TI(容量:8GB)
- RTX3060(容量:12GB)
ただし、RTX4080はオーバースペックと言えるため、生成スピードを重視する場合はRTX4070TIの方がおすすめです。また、予算を抑えたい方は、RTX3060がおすすめです。
グラボ以外のPCパーツについての解説
グラボ以外のPCパーツについても解説します。CPUは最新のものであれば問題ありませんが、コスパの良いCPUを選ぶことをおすすめします。メインメモリは、最低でも16GB以上を搭載することをおすすめします。また、保存ドライブはSSDを選ぶことを強くおすすめします。SSDは価格が下がっており、1TB以上の容量を購入することができます。
自作PCの組み立てとおすすめパーツの選び方
最後に、自作PCの組み立てやおすすめパーツの選び方についてご紹介します。自作PCを組むことで、よりパフォーマンスの高いPCを手に入れることができます。最初は分からなくても、調べながら試行錯誤することでPCに詳しくなることができます。困ったことがあれば、コメント欄に投稿してください。これから自作PCを検討している方にとって、良い経験になることでしょう。
【Highlights】
- stableディフュージョンの各機能に必要なグラボのスペックを検証しました。
- RTX4080をおすすめするが、RTX4070TIも生成速度と性能のバランスにおいて優れている。
- 512ピクセル×512ピクセルから2048ピクセル×2048ピクセルまでの画像生成方法を解説しました。
- 修正作業にはMSペイントやインペイント機能を使用し、生成されたイラストをより自然に仕上げます。
- プロセッサやメモリ、保存ドライブなどのPCパーツについても解説しました。
- 自作PCを組む際の注意点やおすすめパーツの選び方を紹介しました。
【FAQs】
Q: stableディフュージョンの導入方法はどうすれば良いですか?
A: 専門のチャンネルで詳細な解説があるのでそれを参考にしてください。
Q: 生成された画像の修正方法はありますか?
A: MSペイントやインペイント機能を使用して、髪の毛や手などの部分を修正することができます。
Q: おすすめのグラボはどれですか?
A: RTX4080やRTX4070TIがおすすめです。生成速度やVRAM容量を考慮して選ぶと良いでしょう。
Q: 自作PCを組むのは難しいですか?
A: 最初は分からなくても、調べながら試行錯誤することでPCに詳しくなることができます。困ったことがあれば、コメント欄に投稿してください。
Q: 生成された画像はどのような修正作業が必要ですか?
A: 髪の毛の形状や手のポーズなど、細かい部分を修正して自然なイラストに仕上げることができます。