インテルGPA 2022.1リリースの最新情報とアップデート
テーブル・オブ・コンテンツ:
- インテルGPAの最新情報とアップデートについて(H2)
1.1 2022.1リリースに焦点を当てた主な変更点(H3)
1.2 グラフィックスフレームアナライザの変更点(H3)
1.3 グラフィックストレースアナライザの変更点(H3)
1.4 インテルGPAフレームワークの変更点(H3)
- 新機能:DirectX Ray Tracing(H2)
2.1 DirectX Ray Tracing(DXR)のサポート追加(H3)
2.2 シェーダーテーブルに関する詳細情報の表示(H3)
2.3 バー・チャートによるディスパッチ・レイズ・コールのハイライト(H3)
- 新機能:XCスーパーサンプリング(H2)
3.1 XCスーパーサンプリング(XCSS)のサポート追加(H3)
3.2 XCSSのパフォーマンス詳細の確認(H3)
- 新機能:Intel Media SDKと1vplのサポート(H2)
4.1 グラフィックストレースアナライザでのIntel Media SDKと1vplのサポート追加(H3)
4.2 エンコードおよびデコードコールの実行詳細の表示(H3)
- 新機能:Windows 11のサポート(H2)
- グラフィックスフレームアナライザの使い方(H2)
6.1 DirectX Ray Tracing(DXR)のサポート追加(H3)
6.2 シェーダーテーブルの設定と使用方法(H3)
6.3 シェーダー実行データの分析とソート方法(H3)
- グラフィックストレースアナライザの使い方(H2)
7.1 Intel Media SDKと1vplのサポート追加(H3)
7.2 ビデオ処理APIコールの実行詳細の表示(H3)
- Intel GPAフレームワークの使い方(H2)
8.1 XCスーパーサンプリングのサポート追加(H3)
8.2 不要なプロセスのスキップとプロセス名の表示(H3)
8.3 Windows 11のサポート追加(H3)
- グラフィックスフレームアナライザの重要な機能(H2)
9.1 DirectX Ray Tracing(DXR)のサポート追加(H3)
9.2 XCスーパーサンプリングのパフォーマンス詳細の確認(H3)
- グラフィックストレースアナライザの重要な機能(H2)
10.1 Intel Media SDKと1vplのサポート追加(H3)
10.2 エンコードおよびデコードコールの実行詳細の表示(H3)
インテルGPAの最新情報とアップデートについて
インテルGPA 2022.1リリースでは、ディスクリートGPUによる向上を中心に機能が強化されています。レイトレーシングやXCスーパーサンプリング機能のサポートが追加されました。
新機能:DirectX Ray Tracing
DirectX Ray Tracing(DXR)のサポート追加
DirectX 12アプリケーションに対して、グラフィックスフレームアナライザはDirectX Ray Tracing(DXR)をサポートしました。シェーダーテーブルによって、シェーダーの実行回数や実行時間などの詳細情報を確認できます。これにより、レイトレーシングのボトルネックを解消するために改善が必要なシェーダーを特定することができます。
シェーダーテーブルに関する詳細情報の表示
シェーダーテーブルでは、各シェーダーの実行回数やスレッド数などの情報が確認できます。ハードウェアスレッドの数やシェーダーの実行時間を表示することで、シェーダーの実行効率を把握することができます。シェーダーテーブルの設定によって、表示する情報をカスタマイズすることも可能です。
バー・チャートによるディスパッチ・レイズ・コールのハイライト
バー・チャートでは、ディスパッチ・レイズ・コールの実行時間を視覚的に表示します。バー・チャートでハイライトされたコールは、APIログおよびリソースパネルで詳細な情報を表示することができます。ディスパッチ・レイズ・コールに関連する入力、実行、および出力リソースを一覧表示するリソースパネルは、グローバルルートシグネチャで定義されています。
新機能:XCスーパーサンプリング
XCスーパーサンプリング(XCSS)のサポート追加
XCスーパーサンプリングは、インテルの新しいテクノロジーを活用して画像を拡大し、シーンの視覚的品質を向上させる機能です。インテルGPAは、XCSSを利用するアプリケーションのパフォーマンス要件と実行時間を表示します。これにより、シェーダーやテクスチャ、ジオメトリなどを改善して目的の視覚的品質を達成するためのアルターナティブを検討することができます。
XCSSのパフォーマンス詳細の確認
グラフィックスフレームアナライザでは、XCSSの実行時間やビジュアル品質の詳細情報を確認することができます。XCSSのリソースと画像サイズを表示し、アプリケーションのタイムアローンスに合致しているかどうかを確認できます。テクスチャの拡大前後のサイズを比較することで、XCSSによってどの程度画像が拡大されたかを確認できます。
インテル Media SDKと1vplのサポート
特定のアプリケーションは、ビデオのエンコーディングやデコーディングなどのストリーミング機能を使用する場合があります。Intel Media SDKと1vplを使用することで、エンコードやデコードのパフォーマンスを向上させ、ストリーミングコンテンツのフレームレートを向上させることができます。グラフィックストレースアナライザは、これらのAPIコールの実行詳細を表示します。
グラフィックストレースアナライザの使い方
Intel Media SDKと1vplを使用するアプリケーションをキャプチャし、トレースデータを取得するためにグラフィックスモニターを使用します。デコードを行う1vplのコールなどの詳細情報を確認するために、グラフィックストレースアナライザを使用します。
Intel Media SDKと1vplのサポート追加
グラフィックストレースアナライザでは、Intel Media SDKと1vplのサポートが追加されました。キャプチャしたアプリケーションのトレースデータを確認すると、エンコードおよびデコードコールの実行詳細が表示されます。これにより、ストリーミングコンテンツのエンコーディングとデコーディングに関する最適化のポイントを特定することができます。
ビデオ処理APIコールの実行詳細の表示
グラフィックストレースアナライザでキャプチャしたトレースデータを選択すると、選択したコールの詳細情報が表示されます。ビデオのデコードフレーム非同期コールなどの詳細情報を確認できます。
インテル GPAフレームワークの使い方
インテル GPAフレームワークでは、以下の新機能が追加されました。
XCスーパーサンプリングのサポート追加
XCスーパーサンプリングに対して、インテルGPAフレームワークはサポートを追加しました。GPAイントジェクタには、興味のないプロセスのインジェクションをスキップするためのフラグが追加されました。また、GPAプレーヤーでは、元のキャプチャされたプロセスの名前がプロセス名として表示されるようになりました。これにより、ドライバーレベルのゲーム固有の最適化を使用してこれらのプロセスをプロファイルすることができます。
Windows 11のサポート追加
インテルGPAフレームワークは、Windows 11のサポートも追加されました。最新のWindows 11環境でGPAフレームワークを使用することができます。
グラフィックスフレームアナライザの重要な機能
DirectX Ray Tracing(DXR)のサポート追加
グラフィックスフレームアナライザでは、DirectX Ray Tracing(DXR)のサポートが追加されました。フレーム内でのディスパッチ・レイズ・コールの実行時間が表示され、ハイライト表示されます。APIログとリソースパネルで関連情報を確認することができます。
XCスーパーサンプリングのパフォーマンス詳細の確認
グラフィックスフレームアナライザでは、XCスーパーサンプリングの実行時間やビジュアル品質の詳細情報を確認することができます。XCSSのリソースと画像サイズを表示し、アプリケーションの期待時間に適合しているかどうかを確認できます。
グラフィックストレースアナライザの重要な機能
Intel Media SDKと1vplのサポート追加
グラフィックストレースアナライザでは、Intel Media SDKと1vplのサポートが追加されました。エンコードとデコードの呼び出しの詳細情報が表示されます。
エンコードおよびデコードコールの実行詳細の表示
トレースデータを選択すると、エンコードおよびデコードコールの詳細情報が表示されます。Intel Media SDKと1vplを使用してストリーミングコンテンツを処理する場合、これらのAPIコールに関連する実行詳細を確認することができます。
これにより、エンコードおよびデコード処理の最適化のポイントを特定することができます。
この2022.1リリースの詳細、およびインテルGPAとインテルGPAフレームワークの無料ダウンロードについては、リリースノートをご覧ください。
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