i7-6950X アップグレード:パート2 - インストールとサーマルテスト
目次
- イントロダクション
- CPUの価格について
- CPUのスペックと特徴
- CPUのインストール方法
- マザーボードの分解とクリーニング
- クーラーの取り付けとサーマルペーストの選び方
- BIOS設定の変更とCPUの認識確認
- ベンチマークテストの実施と結果
- CPUの温度管理とクーラーの効果
- 購入の結論
🖥️ イントロダクション
この記事では、CPUのアップグレードに関する体験談を共有します。初めに、前回の記事で報告しなかったCPUの価格について触れます。さらに、今回の記事ではCPUのインストール方法や温度管理について詳しく説明します。最後に、ベンチマークテストの結果を共有し、購入に関する結論を述べます。
💰 CPUの価格について
前回の記事で言及しなかったため、ここでCPUの価格について補足します。私が購入したCPUの価格は338ポンドでした。このCPUは中古品で、eBayのオークションで入手しました。当時の新品のCPUであるIntel Core i7-6950X(X99プラットフォーム対応)は既に製造終了しており、新しい世代のCPUが登場しています。しかし、まだX99プラットフォーム用のCPUやマザーボードは新品で入手できます。新品のCore i7-6950Xを購入する場合、約1,500ポンド以上かかることが一般的です。したがって、私が338ポンドで入手したことで、1,162ポンドの節約になりました。ただし、中古品であるため、過去の使用状況やオーバークロックの有無はわかりません。また、中古品を購入した場合は保証や交換サービスも受けることができません。一方で、1,162ポンドの節約は十分に魅力的だと考えています。ベンチマークテストやウイルスチェックの結果からも、CPUに問題はないようです。これからも安定して使用できることを願っています。
🔧 CPUのスペックと特徴
改めて、Core i7-6950Xのスペックと特徴について紹介します。このCPUはIntelのハイエンドモデルであり、14コア28スレッドを備えています。クロック速度は標準で3.0GHzであり、ターボブーストにより最大3.5GHzまで高速化が可能です。このCPUはマルチスレッドのタスクに非常に優れており、動画編集や3Dレンダリングなどの負荷の高い作業に向いています。また、X99プラットフォームに対応しており、PCI Expressレーンの数やメモリ容量の拡張性も高いです。しかも、CPUの持つ高い性能にもかかわらず、消費電力は比較的抑えられており、エネルギー効率も良いです。
💻 CPUのインストール方法
さて、CPUのインストール方法に移りましょう。まず、コンピュータを解体し、新しいCPUを取り付けるためのスペースを確保します。また、必要なツールやサーマルペーストも準備しましょう。
- コンピュータを木製の箱に移動します。これにより、新しいCPUを取り付けるためのスペースが確保されます。
- グラフィックスカードとハードドライブケージを取り外します。これにより、ケース内で作業しやすくなります。ただし、注意してビデオカードのネジを取り外すことをお勧めします。
- CPUクーラーを少し外し、その後完全に取り外します。クーラーを取り外す際には、熱伝導剤が若干接着している可能性があるため、注意が必要です。
- クーラーのベースとCPUのIHS(Integrated Heat Spreader)をクリーニングします。アルコールを含ませたマイクロファイバータオルを使って、古い熱伝導剤をきれいに拭き取ります。
- CPUに適切な量のサーマルペーストを適用します。一般的には、小豆粒程度の量が適しています。均等に広がるように注意しながら、CPUの中央にペーストをのせましょう。
- クーラーを再び取り付けます。クーラーを優しくかみ合わせ、固定スクリューを使ってしっかりと固定します。クーラーの取り付け方については、マザーボードやクーラーの説明書を参考にしましょう。
以上でCPUのインストールは完了です。次に、マザーボードの分解とクリーニングについて詳しく説明します。
※続く