Ryzen 5とRyzen 3のゲーミングパフォーマンスを検証!
目次
- Ryzen 5とRyzen 3の概要
- Ryzen 5 1600xとRyzen 5 1400xの性能比較
- Ryzen 3 1200xの性能評価
- AMDのPrecision BoostとXFRについて
- ゲームベンチマーク結果
- Deus Ex: Mankind Dividedのパフォーマンス比較
- Rise of the Tomb Raiderのパフォーマンス比較
- For Honorのパフォーマンス比較
- GTA 5のパフォーマンス比較
- Ghost Recon Wildlandsのパフォーマンス比較
- Doomのパフォーマンス比較
- Crysis 3のパフォーマンス比較
- 合成ベンチマーク結果
- 3D Markのパフォーマンス評価
- 7zipのパフォーマンス評価
- PC Markのパフォーマンス評価
- Cinebench R20のパフォーマンス評価
- ASUS Real Benchによるパフォーマンス評価
- 価格パフォーマンス比較
- Ryzen 5 1600xのコストパフォーマンス
- Ryzen 5 1400xのコストパフォーマンス
- Ryzen 3 1200xのコストパフォーマンス
- 結論と感想
- 参考文献
💥 Ryzen 5とRyzen 3の概要
AMDのRyzen 5およびRyzen 3シリーズは、中価格帯のCPUとして注目を集めています。特にRyzen 5 1600xとRyzen 5 1400xは、価格と性能のバランスが優れており、ユーザーからの関心が高まっています。そこで、本記事ではRyzen 5 1600x、Ryzen 5 1400x、およびRyzen 3 1200xの性能を詳しく検証してみました。以下では、それぞれのCPUの性能比較について見ていきましょう。
Ryzen 5 1600xとRyzen 5 1400xの性能比較
Ryzen 5 1600xは、6コア12スレッドのCPUであり、クロック速度は3.6GHzです。一方、Ryzen 5 1400xは、4コア8スレッドのCPUであり、クロック速度は3.5GHzです。性能面では、Ryzen 5 1600xの方が多くのタスクで優れたパフォーマンスを発揮します。特にマルチスレッドのタスクにおいては、Ryzen 5 1600xが優れたパフォーマンスを示します。
Ryzen 3 1200xの性能評価
Ryzen 3 1200xは、4コア4スレッドのCPUであり、クロック速度は3.6GHzです。価格帯としては比較的低価格帯に位置しますが、ゲームパフォーマンスや一般的なタスクにおいても十分な性能を発揮します。ただし、マルチスレッドのタスクにおいては、スレッド数の制約から性能に限界があることを認識しておく必要があります。
💥 AMDのPrecision BoostとXFRについて
AMDのRyzenシリーズでは、Precision BoostとXFRというテクノロジーが搭載されています。Precision Boostは、CPUのクロック速度を最大限に引き上げるための機能であり、負荷に応じてクロック速度を自動的に調整します。一方、XFRは、CPUの温度と電力消費の制約を超える限り、さらに高いクロック速度を実現するための機能です。
ただし、注意点として、カスタムのクロック速度が設定されるとPrecision BoostとXFRは無効になるため、カスタムクロック設定時には注意が必要です。また、クロック速度の制約により、一部のタスクではRyzenシリーズの性能に差が出ることがあります。これらの特徴を踏まえながら、具体的なベンチマーク結果を見ていきましょう。
💥 ゲームベンチマーク結果
ゲームパフォーマンスは、多くのユーザーにとってCPUの重要な要素です。以下では、主要なゲームタイトルにおけるRyzen 5とRyzen 3のパフォーマンスを比較しています。
Deus Ex: Mankind Dividedのパフォーマンス比較
Ryzen 5 1600xとRyzen 5 1400xは、Deus Ex: Mankind Dividedというタイトルにおいて、優れたパフォーマンスを発揮します。特にRyzen 5 1600xは、より高いクロック速度を活かした性能を示す結果となりました。
Rise of the Tomb Raiderのパフォーマンス比較
Rise of the Tomb Raiderでは、Ryzen 5 1600xとRyzen 5 1400xの性能にはあまり差がありません。どちらのCPUも、ゲームプレイにおいて十分な性能を提供します。
For Honorのパフォーマンス比較
For Honorでは、Ryzen 5 1400xが高いベースクロック速度を活かし、優れたゲームパフォーマンスを示します。Ryzen 5 1600xも良好な結果を残していますが、若干の差が見られます。
GTA 5のパフォーマンス比較
GTA 5は、大きなCPUパワーを要求するゲームタイトルの一つです。Ryzen 5シリーズはマルチスレッドタスクにおいて十分な性能を発揮しますが、シングルスレッドタスクにおいては、Intelのi7 7700kにわずかに劣ります。
Ghost Recon Wildlandsのパフォーマンス比較
Ghost Recon Wildlandsは、シングルスレッドタスクにおいてもCPUのパフォーマンスが重要となるゲームです。ここでは、Intelのi7 7700kがRyzenシリーズよりも優れたパフォーマンスを発揮します。
Doomのパフォーマンス比較
Doomでは、Intelのi7 7700kがRyzenシリーズに比べて大きなリードを築いています。Ryzenシリーズは全体的に安定したパフォーマンスを発揮しますが、シングルスレッドタスクにおいてはやや劣る結果となりました。
Crysis 3のパフォーマンス比較
Crysis 3は、CPUのパワーを十分に活かすことができるゲームタイトルです。ここでは、Ryzen 5 1600xとRyzen 5 1400xが優れたパフォーマンスを示し、特に多くのコアとスレッドを活かすことができるRyzen 5 1600xがベストな選択肢となります。
これらのゲームベンチマーク結果からは、Ryzen 5およびRyzen 3シリーズのゲーミングパフォーマンスが明らかとなりました。
(続く...)