ハイパースレッディングを有効にすると速くなる?テストで検証!
目次
- イントロダクション
- ハイパースレッドとは?
- テスト環境
- ハイパースレッディングなしのパフォーマンステスト結果
- ハイパースレッディングありのパフォーマンステスト結果
- ベンチマーク結果の分析
- ゲームのパフォーマンス比較
- ビデオエディティングおよびレンダリングのパフォーマンス比較
- ハイパースレッディングの効果のまとめ
- まとめ
ハイパースレッドとは?
先日、私が行ったハイパースレッディングに関するビデオで、P4についてのコメントが寄せられました。そのコメントによると、現代のCPUでも同様の結果が得られるかどうか興味があるとのことです。過去の奇妙な結果が出た理由の一つは、P4がシングルコアであったため、そのシングルコアをハイパースレッディングで分割したことが、一部のシナリオでは助けになりましたが、他のシナリオでは逆効果になってしまったことです。新しいCPUでは、複数のコアが搭載されているため、この問題はほとんど解決されているはずです。そこで、このビデオでは、2012年第2四半期にリリースされた第3世代Intel Core i7 3770を使用して、ハイパースレッディングの有効/無効状態でのパフォーマンスを比較してみます。
イントロダクション
昨年のハイパースレッディングに関するビデオへの反応が大きかったため、今回は新しいCPUを使用して再度テストを行いました。今回のテストで使用するCPUは、第3世代Intel Core i7 3770で、4つのコアと8つのスレッドを持っています。ベースクロックは3.4GHzで、ターボブースト時には最大で3.9GHzまでパフォーマンスを引き上げることができます。このCPUをハイパースレッディングの有効/無効状態でテストし、パフォーマンスの違いを詳しく調査してみました。
テスト環境
今回のテストでは、以下のハードウェアとソフトウェアを使用しました。
- CPU: 第3世代Intel Core i7 3770
- メモリ: 8GB DDR4
- グラフィックスカード: NVIDIA GeForce GTX 1080
- オペレーティングシステム: Windows 10 Pro
- ベンチマークソフトウェア: PassMark, Cinebench, 7-Zip, Handbrakeなど
- ゲーム: GTA San Andreas, GTA 4, GTA 5, Portal 2, など